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石田徹也

Tetsuya Ishida

 1973年静岡県生まれの画家。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。大学在学中の95年に第6回グラフィックアート「3.3㎡(ひとつぼ)展」でグランプリを獲得。戦闘機とビジネスマンと思しき人物が融合した《飛べなくなった人》(1996)、ファストフードショップの店内での食事を、ガソリンスタンドの燃料補給に見立てた《燃料補給のような食事》(1994)、教室の中で、顕微鏡と学生の顔が一体となっている《めばえ》(1998)をはじめ、洗面台、玩具、便器など、日常生活で目にするものと身体が組み合わされたイメージを描画。現実と非現実の境界を描きながら、現代の日本を生きる人々の孤独や不安を浮き彫りにしてきた。2005年に31歳で逝去。09年、遺族が紺綬褒章を授与される。13〜15年の「石田徹也展 ノート、夢のしるし」(足利市立美術館、平塚市美術館などを巡回)など、その死後たびたび回顧展が行われてきた。