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赤木範陸

Norimichi Akagi

 赤木範陸は1961年大分県生まれ。88年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。90年に東京藝術大学大学院を修了後、渡独し、95年に国立ミュンヘン芸術大学でマイスターシューラーを取得する。横浜国立大学大学院で教授を務めながら、蜜蝋を溶かして焼き付ける古代の絵画技法「エンカウスティーク」を応用した作品を制作。主に着色されていない蜜蝋を選んで画布に染み込ませ、陰影を表現し、静物や人物、風景を描く。主な個展に、「濡れ色の神秘 - ENKAUSTIK エンカウスティーク」(MOU尾道市立大学美術館、2012)、「赤木範陸ー湯浴み−展」(朝倉文夫記念館、大分、2002)、「錬金術師の軌跡」(大分市美術館、2001)。これまで、由布院美術館、国立寧波美術館(中国)、高島屋、三越、松坂屋ほか国内外での展覧会に多数参加している。