アートをとおしてジェンダーやセクシュアリティを考える。『美術手帖』11月号は「GENDER」特集
10月17日発売の『美術手帖』11月号は、自分の生き方や働き方、恋愛、結婚などを考えるうえで、誰にとっても身近である「性」を特集。固定概念に縛られず、より自由な性を生きるにはどうすればいいのか? アートをとおしてこの普遍的なテーマを考える。
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『美術手帖』11月号は、アートにおけるジェンダーやセクシュアリティをとりあげる「GENDER IS OVER!?」特集を掲載。アニカ・イ、サイモン・フジワラといった国際的に注目を集めるアーティストをはじめ、ジェンダーやセクシュアリティへの視点を含む作品を発表している、ミヤギフトシ、サエボーグ、森栄喜といった気鋭の日本人アーティストのインタビューを収録。
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また、会田誠×柴田英里×白田秀彰の鼎談では、アーティストである会田と柴田、そして『性表現規制の文化史』の著者で法学者の白田が、「アートとポルノ」をテーマに語り合う。SNSなどでたびたび「炎上」する性的な表現とその規制をめぐる問題に、様々な視点を与えている。
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さらに、現在台北で開催中の、アジアの美術館で初となるLGBTQをテーマにした展覧会「光・合作用──アジアのLGBTQと現代美術」のレポートも掲載。
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ジェンダーやセクシュアリティとアートの関わりについて、わかりやすく歴史と理論を解説する入門的な2本の論考「フェミニズムとアート」(岡部あおみ=文)、「クィア理論とアート」(松井みどり=文)など、コラムや論考も多数掲載。
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ジェンダーやセクシュアリティ、性差といった生き方と深く結びつく重要なテーマについて、アートをとおして改めて考える内容になっている。
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また第二特集には、アーティストの奈良美智が登場。
北海道白老町での「飛生(とびう)芸術祭」における個展と滞在制作、地元の人々との出会いと森づくりの活動などについて語ったロングインタビューを収録。個展「飛生にて」の展覧会風景もたっぷり掲載している。「美術家としての成長じゃなくて、もっと人間的な、人生における成長」と語る、飛生での創作活動に迫る内容だ。