2017.6.7

浮世絵を通して見る馬琴の世界。「馬琴と国芳・国貞」展開催

太田記念美術館で、曲亭馬琴生誕250周年を記念して、馬琴の物語を題材にとった浮世絵約80点を集めた展覧会が開催されている。

歌川国芳 讃岐院眷属をして為朝をすくふ図 個人蔵
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 今年は『南総里見八犬伝』などで知られる江戸時代の読本作家・曲亭馬琴の生誕250周年にあたるメモリアルイヤーだ。太田記念美術館ではこれを記念して、馬琴の物語を題材にとった浮世絵約80点を集めた展覧会が開催されている。

 馬琴の物語は読本以外にも、浮世絵や歌舞伎でも楽しまれており、現代のメディアミックスに通じる広がりを見せていた。

 今回の展覧会では馬琴の物語を軸にして、歌川国芳や歌川国貞といった浮世絵師の作品を中心に紹介。また、江戸時代の『南総里見八犬伝』ブームについても浮世絵という切り口から取り上げる。