地域に根ざした継続的な美術活動が多く行われている群馬県。その状況を検証し、地方における現代美術の可能性や、地域社会と現代美術の関わり方について考える展覧会が、群馬県立近代美術館で開催される。
本展では、現在の状況の背景にある社会環境の変化や、過去の様々な活動の積み重ねを資料によってたどる。また、現在県内で活躍するアーティストをとりあげ、平面、立体、インスタレーション、パフォーマンスなど多彩な表現を紹介する。
参加するアーティストは、白川昌生、みねおあやまぐち、田畑信之、小野田賢三、三輪洸旗、木暮伸也、八木隆行、大日向基子、喜多村徹雄、村田峰紀、カナイサワコ、ましもゆき、榎本浩子、寺村サチコ、村上早の15名。
会期中には、作家が様々なゲストを迎えて行う座談会や、作家のパフォーマンスなどのイベントも多数行われる。
※展示予定だった白川昌生《群馬県朝鮮人強制連行追悼碑》(2015年)は会期直前に撤去。同館によると「係争中の事件に関連した作品のため展示を見送った」としている。(4月23日追記、画像差替)