　東京・天王洲のTERRADA ART COMPLEX Ⅱ BONDED GALLERY」で、特別展「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が開催される。会期は7月4日～16日。

　本展の主催は、日本の美術工芸の国際的価値を高め、文化資源コンテンツとして成長させることで市場拡大を目指す「日本の美術工芸を世界へ実行委員会」。

畠山耕治　bronze as Bronze #24　Photo: Minamoto Tadayuki　参考作品

石塚源太　感触の表裏#32　Photo: Koroda Takeru　Courtesy of ARTCOURT Gallery　参考作品

　キュレーションを担当するのは美術評論家の秋元雄史とアートプロデューサーの高山健太郎。日本の伝統的な工芸技法や材料を基点に、表現力やコンセプトも併せ持つ作品を制作する10人作家を紹介。関西に加えて北陸のアーティストも参加し、日本の美術工芸にとって重要地域である北陸地域の震災復興にもつなげていく予定だという。

佐々木類　植物の記憶 / 忘れじの庭　梅雨始めの月明かりの中にて　Photo: Koroda Takeru　Courtesy of ARTCOURT Gallery

　参加作家は石塚源太、近藤高弘、佐々木類、四代田辺竹雲斎、塚田美登里、中田真裕、中村卓夫、畠山耕治、牟田陽日、やまわきてるり。なお、本事業の第2弾は、11月3日〜5日に京都・建仁寺で開催を予定している。

四代田辺竹雲斎　龍神風　Photo: Minamoto Tadayuki　参考作品

塚田美登里　Natural Lace　Photo: Tachi Kenji　参考作品

中村卓夫　《空律》装飾領域　Photo: Terada Masahiro　参考作品

特別展 「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。日本の美術工芸を世界へ

特別展「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。日本の美術工芸を世界へ　