NEWS / EXHIBITION - 2018.6.7

大画面に俯瞰で描かれる
ユーモラスな風景画たち。
大岩オスカールが個展
「光の満ちる銀座」を開催

大岩オスカールが個展「光の満ちる銀座」を開催。大岩にとって東京画廊+BTAPでの個展は、2009年以来9年ぶり。会期は7月21日〜9月22日。

大岩オスカール Twighlight 2017 油彩、キャンバス 227 x 333 cm Courtesy of the artist and Tokyo Gallery+BTAP

 大岩オスカールは1965年、ブラジル・サンパウロ生まれの画家。89年にサンパウロ大学建築学部を卒業後、より広い活躍の場を求めて91年から2001年まで日本に滞在。02年から現在にかけてはニューヨークを拠点に制作活動を行っている。

 近年では、瀬戸内国際芸術祭(2016)にて、直径12メートルのドーム内部を油性マジックのドローイングで埋め尽くす大規模インスタレーションを制作。また現在は、サンパウロで個展が開催されるなど、国内外で活動している。

 大岩の絵画は、都市での生活体験を基盤とし、その土地の環境と向き合いながら描かれるもの。俯瞰的な構図と大画面を用いて、自然や都市をダイナミックに描くだけではく、社会の多面性を垣間見せながら、ユーモアを交えてその時代や土地のムードを明らかにしていく画風が特徴的だ。

 「光の満ちる銀座」と題された今回の個展は、大岩が2015年以降に制作した新作を展示。大岩が訪れたロサンゼルスの郊外や、日本の田園を走る基幹道路の風景、あるいは実在しない地表の光景を想像で描いた作品などが並べられる。大画面のキャンバスに、光と影の対比や、そこから生まれる時間の推移など、大岩作品が持つ独特の物語性が際立つ展示構成となるだろう。