【DIALOGUE for ART Vol.9】ダイナミズムの街、ニューヨークで紡ぐ内省的表現
ニューヨーク、ブルックリン区の岡安のアトリエ付近にて。岡安秀士(左)とShino Takeda(右) 数々のドローイングが並ぶ。蓄積した日常の膨大な記録のなかから、画面のなかに再構築する岡安、次は何を描くのだろう 雑多なようで規則的に並ぶ作品道具やオブジェは、岡安の几帳面な正確を表しているようだ Takedaは丸いかたちを好む。その意を問うと、やさしさやあたたかみを感じるからだと言う 岡安秀士《Whisper of the Midnight みみをすます》(2022)。取材時には、10月29日から銀座 蔦屋書店で開催される個展「みみをすます/ Whisper of the Midnight」へ向けて鋭意制作中であった 岡安秀士《Whisper of the Midnight みみをすます》(2022)(部分) 左から、Shino Takeda 《空高く》(2022)、《あの土地に星と緑を》(2022) シノさんは僕にとって「ニューヨークのお姉さん的存在」と話す岡安。家族のような存在が近くにいることは、日々変化の激しい街で、変わらぬ心強さとなるのかもしれない 9 / 11
編集部