EXHIBITIONS

髙柳恵里

2022.03.14 - 03.19

髙柳恵里 参考画像

 MUSÉE Fでは、2021年に旧作が東京国立近代美術館に収蔵されるなど、つねに注目されるアーティスト・髙柳恵里の個展を開催する。美術評論家・鷹見明彦の企画展で紹介した作家の、その後をたどる展覧会シリーズの最終回。

 髙柳は1962年神奈川県生まれ。86年に多摩美術大学絵画科油絵画専攻を卒業後、88年に同大学大学院美術研究科を修了。90〜91年にイタリア政府給費留学でミラノ国立美術学院にて学んだ。制作の傍ら、現在は多摩美術大学で後進の教育に携わっている。

 髙柳は、日常生活におけるものに向き合い、そのあり様に加える操作とも呼びがたい微細な作用によって作品を制作してきた。その作品と向き合うとき、はじめは戸惑いを感じるのに、しばらく対峙することで見えてくるものがあり、作家の感覚や感情が作品に移入されていることに気づかされる。

 今回、2020年に東京郊外の小さなスペースで展示したペットボトルを用いた作品を、趣の異なる場所で展示。本展は1週間という短い会期ながら、新作と旧作の新バーションで展開するエッジの効いた展覧会になるという。