EXHIBITIONS

黒田大スケ 個展「不在の彫刻史 -3-」

2022.01.10 - 01.28

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 THE POOLで、黒田大スケの個展「不在の彫刻史 3」が開催される。本展は、黒田が取り組んできた「彫刻」のリサーチと制作による「不在の彫刻」シリーズの第3弾。

 黒田は1982年京都府生まれ。2013年に広島市立大学大学院芸術学研究科総合造形芸術専攻彫刻領域を修了し、橋本平八《石に就て》の研究で博士号を取得。様々なリサーチを通じて、社会のなかに佇み忘れられ無視された幽霊のような存在を見出し、ビデオやインスタレーションとして姿を与えるように作品を制作している。近年は自らが長く学び作品制作の拠り所としてきた「彫刻」について、各地でリサーチを進め作品制作によってその再解釈を試みている。現在は関西を拠点に活動。

 本展は「不在の彫刻史」シリーズの第3弾として、「彫刻」とされるものに対するある種の疑念と、「彫刻とは何か」という普遍的な問いに対する黒田なりのアプローチで、自身に染み付いてしまった「彫刻」をとらえ直す試み。

 広島市内に点在する公共彫刻(失われたものも含めて)をリサーチし、それらの作者からピックアップした作家を憑依させ、その独り語りを即興で演じたものを記録したビデオ作品を中心に、ドローイングや立体作品の展示を予定している。