EXHIBITIONS

ザ・ビッグアンドハードネス

「ザ・ビッグアンドハードネス」フライヤー デザイン=ひだかもと

 BLOCK HOUSEとソフトハウスの2会場で、グループ展「ザ・ビッグアンドハードネス」が開催される。会期は11月27日~12月12日。

 本展に参加する5人のアーティスト、丸山太郎、根本祐杜、平山匠、wu-tang、聖子は、様々な素材を使用し、主に立体物を中心とした作品などをつくり続けており、企画提案者である平山によって集められたメンバーだ。平山は、このメンバーの表現には、「ビッグ」という概念や価値観自体を無意識的に操作し続けている共通点があることに気づき、「物質の大きさと素材の硬度は、密接な関係性があるかもしれない」とも言う。

 本展「ザ・ビッグアンドハードネス」の会場となるのは固そうなBLOCK HOUSEと、やわらかそうなソフトハウス。建築の名前や規模は異なるが、共通点がありそうなそれぞれの展示会場でどのような光景が生まれるのか、2つの場所で5人による表現を巡ってほしい。

「みんなは何を基準に『ビッグ(デカい)』と捉えているのだろう?物質の特性や個人の価値観によって『ビッグ』の感覚は無論異なる。概念や思想など、心的イメージとして捉えることだってできる。身体的機能の違いも左右する。考えればキリがない(本展ステートメントより)」。