西野康造 ‐宙を想う‐

　CADAN有楽町では、彫刻家・西野康造の個展「宙を想う」を開催。本展は、神戸を拠点とするギャラリーヤマキファインアートの企画による。


　西野は1951年兵庫県尼崎市生まれ。77年京都市立芸術大学彫刻専攻科修了。78年に欧州、北アフリカ、中近東、アジア各地の遺跡などへの訪問経験を持つ。これまでチタンを主な素材に、複雑な力学構造を有する繊細かつ躍動感ある彫刻を制作し、ニューヨークの4ワールドトレードセンタービル（2013）をはじめ、国内外の数々の主要建設に作品が設置されている。

　野内外での広大な空間展示を手がけてきた西野は、本展においてギャラリーという均一かつ制約された時空間を舞台に、宇宙に対する畏敬の念を新たなかたちで表現する。