EXHIBITIONS
没後20年
まるごと馬場のぼる展
描いた つくった 楽しんだ ニャゴ!
練馬区立美術館は、「没後20年 まるごと馬場のぼる展 描いた つくった 楽しんだ ニャゴ!」を開催。絵本『11ぴきのねこ』シリーズで知られるマンガ家・馬場のぼる(1927~2001)を、様々な側面から紹介する。
青森県三戸町に生まれた馬場は、1949年にマンガ家を目指して上京。50年には少年誌でいち早く連載を持ち、手塚治虫、福井英一とともに「児童漫画界の三羽ガラス」と呼ばれるほどの人気を博した。児童マンガ界の主流が活劇モノに変化し始めると、大人向けのマンガ雑誌に連載しながら、徐々に絵本の世界に活動の場を移行。67年に刊行された『11ぴきのねこ』(こぐま社)はロングセラーとなり、現在まで絵本のみならずキャラクターグッズや人形劇など様々な媒体を通し、世代を超えて愛されている。
馬場は1952年から亡くなるまで約50年間練馬区に居住した、地域ゆかりの作家でもある。自宅には膨大な日記やスケッチブックが残されており、これら資料のなかからは、街で見かけた人々や庭の花、新作のアイディアなど、日々の視点や試行錯誤の跡が垣間見られる。
本展では、馬場の絵本やマンガの仕事を紹介するとともに、50年分のスケッチブックや、自身の楽しみのために制作した絵画、立体作品を展示。また交友関係などにも光を当て、「描いてつくって楽しんだ」ひとりのマンガ家の軌跡をたどる。
青森県三戸町に生まれた馬場は、1949年にマンガ家を目指して上京。50年には少年誌でいち早く連載を持ち、手塚治虫、福井英一とともに「児童漫画界の三羽ガラス」と呼ばれるほどの人気を博した。児童マンガ界の主流が活劇モノに変化し始めると、大人向けのマンガ雑誌に連載しながら、徐々に絵本の世界に活動の場を移行。67年に刊行された『11ぴきのねこ』(こぐま社)はロングセラーとなり、現在まで絵本のみならずキャラクターグッズや人形劇など様々な媒体を通し、世代を超えて愛されている。
馬場は1952年から亡くなるまで約50年間練馬区に居住した、地域ゆかりの作家でもある。自宅には膨大な日記やスケッチブックが残されており、これら資料のなかからは、街で見かけた人々や庭の花、新作のアイディアなど、日々の視点や試行錯誤の跡が垣間見られる。
本展では、馬場の絵本やマンガの仕事を紹介するとともに、50年分のスケッチブックや、自身の楽しみのために制作した絵画、立体作品を展示。また交友関係などにも光を当て、「描いてつくって楽しんだ」ひとりのマンガ家の軌跡をたどる。