EXHIBITIONS

坂本淳 個展「Waterside」

2021.07.11 - 07.31

キービジュアル

 THE POOLでは、広島市在住の写真家・坂本淳の個展 「Waterside」を開催する。会期は7月11日~31日。

 坂本は1979年東広島市生まれ。2003年に須田一政から写真を学び、大阪芸術大学を卒業。映像制作会社での勤務を経てフリーランスとなり、以降、記憶を主題とする作品を手がけている。これまで広島という場所や写真の持つ記憶と歴史に向き合ってきた坂本は、制作行為によって「忘れることに抵抗」するため、記憶の発生から消失に至るメカニズムを、作品を通して可視化させてきた。

 新作で構成される本展では、独自の手法である「Inkjet Transfer Prints」の新シリーズとペインティング作品によって、忘却と想起のあいだをとらえるための空間創出を試みる。手法とモチーフに新展開を迎えた坂本の挑戦に注目してほしい。

「私のテーマは記憶、モチーフは写真と広島です。制作は『忘れることに抵抗する』という素朴な動機から始まり、動機はそのまま全ての作品を貫くコンセプトとなっています。

 私にとって作品と展示は『忘れることに抵抗するための場所』です。今回の個展では新作8点を展示します。2人の画家の仕事から取材した写真と、夜景などを描き写した絵画です。展示は会場を「水辺」と見立てる構成です。砂浜や砂州のように揺らぐ水辺、直接捉えることの出来ない『忘却と想起の間』の水辺です。

 私の目的はひとつ。作品と展示を通して、あなたにも忘れることに抵抗してもらう、それだけです。有意義な時間となることを願っています(坂本淳)」。