EXHIBITIONS

矢島智美展 -絵画シリーズ2

2021.02.08 - 02.20

矢島智美 重層 2020

 Gallery Qは、全3回の絵画の個展シリーズを開催。第2回は、1992年生まれのペインター・矢島智美を迎える。

 矢島は埼玉県出身。2017年に多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻を卒業し、19年に同大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画領域を修了。受賞歴に、「シェル美術賞2017」橋爪彩審査員賞、第22回福沢一郎賞(2017)がある。

 本展では、2020年に制作された新作や、「シェル美術賞2017」の受賞作品《かたち(4)》などを展示。本展に寄せて、次のように述べている。

「絵具が層になることで、画面は表層の図像を表すだけではなく、時間や身体性が画面に表れてくる。積み重ねられた幾重もの層がひと塊の存在となって、色彩や質量が作品となったとき、それらは、絵具が新たなものとして生まれ変わった姿となる。そういった、物質が魅せる創造と破壊を積み重ねた結果に、興味を抱いている(矢島智美)」。