EXHIBITIONS

千葉大二郎「Hassuism」

2020.12.05 - 12.26

千葉大二郎 Hassuism 2020 写真=宮下夏子

 アートユニット「硬軟」としても活動するアーティスト・千葉大二郎の個展「Hassuism」がeitoeikoで開催される。

 千葉は1992年鹿児島県奄美大島生まれ。多摩美術大学を経て、東京藝術大学大学院修了。専攻は日本画。アートユニット「硬軟」としてパフォーマンスを中心に多岐にわたるメディアで活動する傍ら、個人名義で平面作品を中心に手がけている。近年の主な展覧会に、「META−日本画のワイルドカード」(神奈川県民ホールギャラリー、2019)、「絵画たらしめる」(アキバタマビ21、東京、2019)、個展「期待される人間像」(eitoeiko、東京、2019)などがある。

 本展タイトルにある「Hassuism(ハッスイズム。または水を弾く蓮の葉にかけてハスイズム)」とは、コロナ渦における民主化運動や比較宗教・自然崇拝に影響を受けて生まれた思想。本展で千葉は、撥水現象を切り口として「水分全般を苦難ととらえ忌避制御すること」をベースに、降りかかる強権や苦難を可視化するアクションを発表する。