EXHIBITIONS
長沢芦雪展
京(みやこ)のエンターテイナー
円山応挙を師とする江戸時代の絵師、長沢芦雪の代表作を一望できる大規模な展覧会が行われる。
宝暦4(1754)年、丹波国篠山藩士の子として生まれた芦雪は、京に出て円山応挙に入門。天明2(1782)年、29歳にして京の文化人名録『平安人物誌』の画家の部に名を連ねるまでとなった。
「穏やかな応挙の作風とは対照的」ともいわれるが芦雪だが、先人とは異なる新しい絵をつくること、観る人を驚かせ楽しませることを信条とした師・応挙の「奇」をのぞかせる作品もある。
本展では、和歌山県串本町の無量寺のしつらえを再現し、芦雪の作品で最も有名な《虎図襖》と向かい合わせに描かれた《龍図襖》をはじめ、子犬や雀、蛙といった小さな生きものを描いた作品などを展示。応挙に入門する前、「于緝(うしゅう)」という雅号で描いた10代半ばから20代半ばの最初期作品と近年に発見された作品計4点を初公開する。
宝暦4(1754)年、丹波国篠山藩士の子として生まれた芦雪は、京に出て円山応挙に入門。天明2(1782)年、29歳にして京の文化人名録『平安人物誌』の画家の部に名を連ねるまでとなった。
「穏やかな応挙の作風とは対照的」ともいわれるが芦雪だが、先人とは異なる新しい絵をつくること、観る人を驚かせ楽しませることを信条とした師・応挙の「奇」をのぞかせる作品もある。
本展では、和歌山県串本町の無量寺のしつらえを再現し、芦雪の作品で最も有名な《虎図襖》と向かい合わせに描かれた《龍図襖》をはじめ、子犬や雀、蛙といった小さな生きものを描いた作品などを展示。応挙に入門する前、「于緝(うしゅう)」という雅号で描いた10代半ばから20代半ばの最初期作品と近年に発見された作品計4点を初公開する。