EXHIBITIONS

中島麦「luminous dropping incline」

2020.09.11 - 10.11

中島麦「luminous dropping incline」より

 社会と接続するメディウムとして抽象画を描くアーティスト・中島麦の個展が、Gallery OUT of PLACE TOKIOで開催される。

 中島は1978年長野県生まれ。2002年に京都市立芸術大学美術学部油画専攻を卒業。17年頃より絵画の構成要素を表現する「luminous dropping」シリーズに取り組んでおり、最近ではその正方形の画面から離れて、縦方向に細長い作品を制作している。

 本展では、新シリーズ「luminous dropping incline」を発表。これまで主題にしてきた絵画を構成する根源的要素としての「動き・奥行き・光」の3つに加えて、「タイムライン(時間)」をキャンバス上で表すことを試みる。

 また今回は、鑑賞者に同じタイムラインを体感してもらう試みとしてギャラリー空間での現地制作を予定。アトリエで完成させた作品だけでなく、現場で偶発する出来事や時間も共有できればとしている。