EXHIBITIONS

ALLNIGHT HAPS 2017 前期

日々のたくわえ

東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
2017.08.01 - 12.04

廣田真夕 日記「2016年2月15日」 © hirota mayu

廣田真夕 日記「2016年2月15日」 © hirota mayu

廣田真夕 人工授精 2016 © hirota mayu

© inoue ami

迎英里子 食肉の流通経路 2014 © mukai eriko

札本彩子 ビーフオアビーフ 2014 © fudamoto ayako

それぞれ「狩猟」「畜産」「屠畜・解体」「加工・消費」をテーマに据えた4名による個展が連続開催となる。会期は以下の通り。

井上亜美 2017年8月1日(火)〜8月31日(木)
廣田真夕 2017年9月2日(土)〜9月29日(金)
迎英里子 2017年10月4日(水)〜11月3日(金・祝)
札本彩子 2017年11月10日(金)〜12月4日(月)

 井上亜美は、震災後、猟をやめたマタギの祖父の影響から、狩猟免許(散弾銃)を取得し、現在は京都の山へ行き猟を続けている。狩猟の現場を自ら記録・編集した映像からは、淡々とした猟師の生活の「普通さ」「普通でなさ」を見てとることができる。
 
 廣田真夕は、大学卒業後に養豚場で働いていたあいだ、毎日の業務の記録のため書きためていた個人的な日記をもとに、養豚場での生活の一場面を切り取った大画面の絵画を描く。

 自然現象や歴史、ものごとのプロセスやシステムを調べ、身近な素材に置き換えた装置をつくり、実際に自ら動かす迎英里子は、「屠畜」「解体」について綿密に調査し、インスタレーション/パフォーマンス作品を制作してきた。

 札本彩子は、弁当工場での作業経験をもとに、普段口にしている料理、菓子、肉、野菜や果物など、精巧にできた自作の食品サンプルを大量に用いて彫刻作品をつくる。