EXHIBITIONS

髙橋銑|二藤建人|宮原嵩広「In a Grove」

2020.07.23 - 08.23

宮原嵩広 missing matter(floating void) 2019 Photo by Ichiro Mishima 参考画像

髙橋銑 Cast and Rot 2019 Photo by KIOKU KEIZO 参考画像

二藤建人 反転の山 2013 Photo by Shigeo Muto 参考画像

 髙橋銑(せん)、二藤建人、宮原嵩広によるグループ展がLEESAYAで開催。それぞれ作品を通して世界を実感し、正確にとらえるための試行を続けるアーテイスト3名を迎える。

 髙橋は1992年東京都生まれ、東京藝術大学美術学部彫刻科を卒業。12年より近現代彫刻の保存・修復を行いながら、人間存在をテーマとした彫刻や映像作品などを展開。自分の存在そのものさえも疑いを持ち、等身大の自身をモチーフに事物の不確かさを鑑賞者に提示する。

 二藤は86年埼玉県生まれ、武蔵野美術大学造形学部彫刻学科を卒業後、東京藝術大学大学院彫刻専攻にて大巻伸嗣に師事。言語化し理解する過程に取りこぼした感情や感覚、現代において獲得しにくい「実感」を、自ら過剰なまでに体験することで追及し続けている。

 宮原は82年埼玉県生まれ。バンタン映画映像学院スペシャルメイクコースで特殊メイクの技術を学び、特殊メイクの仕事に従事。その後、東京藝術大学美術学部彫刻科に進学し、修士課程を修了。宮原は通信技術の発達に伴い、膨大な情報を処理するなかで、私たちがいかにものごとの本質を「見ていない」か、ということを作品を通して露わにする。

 本展のタイトル「In a Grove」は、関係者の言うことが食い違い、真相がわからないことを意味する「(真相は)藪の中」という日本のことわざから引用したもの。本来、東京五輪が開催される予定であったこの2020年の夏に、まるで「藪の中」にいるような私たちがどのような態度で世界と向き合うべきか、3名の作家による作品を通して考えをめぐらせる。