AdvertisementAdvertisement
EXHIBITIONS

センス・オブ・ワンダー もうひとつの庭へ

クリスティアーネ・レーア 小さな塊 2015 Photo by Kenji Takahashi © Christiane Löhr

テリ・ワイフェンバック 「Centers of Gravity」より 2017 © Terri Weifenbach

杉戸洋 untitled-21 2006 © Hiroshi Sugito

 ヴァンジ彫刻庭園美術館は、自然との関わり方、豊かな出会い方を、私たちと同時代を生きる作家7名の作品から紹介する「センス・オブ・ワンダー もうひとつの庭へ」展を開催する。

『センス・オブ・ワンダー』は、環境問題について警鐘を鳴らした『沈黙の春』の著者で知られる海洋生物学者レイチェル・カーソン(1907〜64)の遺作。『センス・オブ・ワンダー』のなかでカーソンは、子供時代からの自然との関わりにおいて、「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を持つことの大切さを説いている。

 現代に生きる美術家たちもまた、澄んだ眼差しと繊細な好奇心を持ち、私たちが見過ごしている世界をそれぞれの表現手法で視覚化し、作品を通して大切な何かを伝えようとしている。

 本展では、杉戸洋、須藤由希子、ロゼリネ・ルドヴィコ、クリスティアーネ・レーア、須田悦弘川内倫子、テリ・ワイフェンバックの作家7名による絵画や彫刻、写真、映像などを展示。カーソンの「センス・オブ・ワンダー」と共鳴する作品たちは、身近にある「美しいもの、未知なるもの、神秘的なもの」に気づくきっかけとなるだろう。