EXHIBITIONS
平松麻「種まきの地図」
絵画作品をはじめ、雑誌や書籍の挿絵なども手がけるアーティスト・平松麻(あさ)の個展が開催されている。
平松は1982年東京都生まれ。一貫して、自らの「体内」に存在するという静謐な風景を、油絵具の積層・掘削・研磨からなる重厚な絵肌の上に描いてきた。画題は雲や土、窓や棒など様々。いずれの作品も共通して、時間が静止したかのような荒涼とした気配を感じさせる。
平松にとって体内で見た風景をひとつずつ描き起こしていく行為は、自らの知っている土地の面積を拡張し、「地図」を更新していくような機能を持つ。この1年余りで制作は大きく変化し、従来のように新たに発見した風景や物体を描くだけではなく、ときには自らの訪問の印をそこに描き加えるようになったという。
本展では、そうした新たな気配に満ちた最新の作品群を、マッピングしていくように配置。これまで単一的に存在してきた作品を相関的なインスタレーションとして展開することで、豊かな広がり見せ始めた作品世界を体系的に提示することを試みる。
平松は1982年東京都生まれ。一貫して、自らの「体内」に存在するという静謐な風景を、油絵具の積層・掘削・研磨からなる重厚な絵肌の上に描いてきた。画題は雲や土、窓や棒など様々。いずれの作品も共通して、時間が静止したかのような荒涼とした気配を感じさせる。
平松にとって体内で見た風景をひとつずつ描き起こしていく行為は、自らの知っている土地の面積を拡張し、「地図」を更新していくような機能を持つ。この1年余りで制作は大きく変化し、従来のように新たに発見した風景や物体を描くだけではなく、ときには自らの訪問の印をそこに描き加えるようになったという。
本展では、そうした新たな気配に満ちた最新の作品群を、マッピングしていくように配置。これまで単一的に存在してきた作品を相関的なインスタレーションとして展開することで、豊かな広がり見せ始めた作品世界を体系的に提示することを試みる。