EXHIBITIONS
河口龍夫 - 時の羅針盤
「大地の芸術祭の里」の磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館にて、美術家・河口龍夫の個展が春期、夏期、秋期(2019年10月頃開催予定)にわたって開催される。
河口龍夫は1940年兵庫県神戸市生まれ。62年に多摩美術大学絵画科を卒業して以来、50年以上のあいだ第一線で活躍し、鉄・銅・鉛といった金属や、光や熱などのエネルギー、化石や植物の種子などを素材に、物質と人間や時間との関係をテーマにしたコンセプチュアルな作品を制作してきた。
河口と越後妻有と関わりは、2000年に第1回大地の芸術祭での参加以来、03年には芸術祭の主要施設として新設されたまつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」への作品制作、12年大地の芸術祭への参加と⻑きにわたる。出品作はいずれも、越後妻有の人と自然、生活、過去、未来の関係を丁寧に取り上げたものだ。
本展では、河口の⻑いキャリアにおける初期作品や代表作品が一堂に会すほか、2003年大地の芸術祭の農舞台で発表した、地域の納屋や倉庫に眠る農具そのものに種子を封印した作品《関係−農夫の仕事》を再展示。鉱物から発芽した種子、立ち枯れのひまわりをそのまま箱に納めた作品、さらに鉛板の周囲に飛び散る絵具や表皮の叩きといった周辺空間との関係を可視化した作品など、越後妻有と河口を語る上で欠かせない作品も展示する。
第8回パリ・ビエンナーレや第12回サンパウロ・ビエンナーレ(1973)、ポンピドーセンターでの「前衛芸術の日本」展(1986)、「大地の魔術師」展(1989)など、これまで国内外で活躍してきた河口の軌跡をたどる展示となる。
河口龍夫は1940年兵庫県神戸市生まれ。62年に多摩美術大学絵画科を卒業して以来、50年以上のあいだ第一線で活躍し、鉄・銅・鉛といった金属や、光や熱などのエネルギー、化石や植物の種子などを素材に、物質と人間や時間との関係をテーマにしたコンセプチュアルな作品を制作してきた。
河口と越後妻有と関わりは、2000年に第1回大地の芸術祭での参加以来、03年には芸術祭の主要施設として新設されたまつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」への作品制作、12年大地の芸術祭への参加と⻑きにわたる。出品作はいずれも、越後妻有の人と自然、生活、過去、未来の関係を丁寧に取り上げたものだ。
本展では、河口の⻑いキャリアにおける初期作品や代表作品が一堂に会すほか、2003年大地の芸術祭の農舞台で発表した、地域の納屋や倉庫に眠る農具そのものに種子を封印した作品《関係−農夫の仕事》を再展示。鉱物から発芽した種子、立ち枯れのひまわりをそのまま箱に納めた作品、さらに鉛板の周囲に飛び散る絵具や表皮の叩きといった周辺空間との関係を可視化した作品など、越後妻有と河口を語る上で欠かせない作品も展示する。
第8回パリ・ビエンナーレや第12回サンパウロ・ビエンナーレ(1973)、ポンピドーセンターでの「前衛芸術の日本」展(1986)、「大地の魔術師」展(1989)など、これまで国内外で活躍してきた河口の軌跡をたどる展示となる。