EXHIBITIONS
大岩雄典「スローアクター」
大岩雄典は第4回CAF賞海外渡航費授与(2017)をはじめ、日本のコンテンポラリーアートシーンで注目される作家のひとり。家具や詐欺、口伝、推理など多くの言葉から着想し、映像やレディメイド、ペイント、テキストといった様々な媒体からなるインスタレーションで、空間と物語のフォームの可能性を追究してきた。
映像やインスタレーションに、物語論や言語学、ゲーム研究の見識、また時間固有の哲学的視点を導入してつくられる大岩の作品は、哲学思想や文学にも通じる射程を持ち、同世代作家の中で特異な位置に立っている。
作家初の大規模個展となる本展では、2階建ての建物全体を活用して構成。「水」と「落下」をキーワードに、個人の身体と美術史の記憶とを結びつけながら、人が「時間」と「物語」から感じ取る機微をめぐって作品が展開される。
本展の会場設計は人の知覚と身体の位置、空間内の物体や光の関係によって生まれる空間認識を研究する建築家の奥泉理佐子が担当。企画・構成は、建築や美術の制作・理論研究者として活動する砂山太一による。
会期中は作品展示を起点に、空間設計、トークイベントやアーカイブ企画などの分岐点を設置し、展覧会自体にあらゆる情報の経路をつくり出すことを試みる。
映像やインスタレーションに、物語論や言語学、ゲーム研究の見識、また時間固有の哲学的視点を導入してつくられる大岩の作品は、哲学思想や文学にも通じる射程を持ち、同世代作家の中で特異な位置に立っている。
作家初の大規模個展となる本展では、2階建ての建物全体を活用して構成。「水」と「落下」をキーワードに、個人の身体と美術史の記憶とを結びつけながら、人が「時間」と「物語」から感じ取る機微をめぐって作品が展開される。
本展の会場設計は人の知覚と身体の位置、空間内の物体や光の関係によって生まれる空間認識を研究する建築家の奥泉理佐子が担当。企画・構成は、建築や美術の制作・理論研究者として活動する砂山太一による。
会期中は作品展示を起点に、空間設計、トークイベントやアーカイブ企画などの分岐点を設置し、展覧会自体にあらゆる情報の経路をつくり出すことを試みる。