EXHIBITIONS

創立100周年記念

国画創作協会の全貌展

2019.01.04 - 02.17

岡本神草 口紅 1918 京都市立芸術大学芸術資料館蔵

「生ルルモノハ藝術ナリ」の宣言に始まり、大正7(1918)年、京都の若き日本画家たちによって創立された国画創作協会。当時30歳前後だった画家たちは既存の日本画の価値観にとらわれることなく、個性と創作の自由を尊重し、生命感あふれる芸術の創造を目指して活動。昭和3(1928)年の解散まで、わずか10年の活動期間にもかかわらず、日本の絵画史上大きな役割を果たした。

 国画創作協会の創立100周年を記念した本展では、土田麦僊、小野竹喬、村上華岳、野長瀬晩花、榊原紫峰、そして第1回国展後に会員となった入江波光を含めた主要6作家の作品をはじめ、国展に入選したことで注目され、妖艶な美人画を描いた岡本神草や、酒井三良らの初期代表作など貴重な作品約70点を一堂に展示。新しい日本の絵画を生み出そうとした100年前の若者たちの挑戦と、国画創作協会の全貌を紹介する。