EXHIBITIONS
森栄喜「Letter to My Son」
写真家の森栄喜は近年、同性婚や多様化する家族形態、ジェンダーアイデンティティーについて、友達やその家族のポートレイト、そして自らもカメラの前に立ち、被写体とともにフィクショナルな状況を演出する作品を発表。身近な共同体を社会形態の縮図として視覚的に訴えかけ、映像やパフォーマンス、文章、詩、ファッションデザイナーとのコラボレーションなど、複数のメディアを横断し活動領域を広げている。
「息子への手紙」と冠した本展は、「鎖のような強いつながり」を伝えようとするもの。森が初めて撮影・編集のすべてを手がけた映像作品《Letter to My Son（Single-channel color video with sound、7 minutes 30 seconds）》と、便箋や封筒と写真を組み合わせた7つの作品「Letter to My Son（#1〜#7）」で構成される。
森がニューヨーク留学時代に親しくしていたある人物との思い出に基づくこれらの作品は、9.11前のニューヨークと現在の東京を舞台に、祖父、父、息子のように世代の異なる3人の思いが錯綜しながらも重なり合い、強固なつながりが時間や場所を超えて生き続ける様子が描かれている。
「息子への手紙」と冠した本展は、「鎖のような強いつながり」を伝えようとするもの。森が初めて撮影・編集のすべてを手がけた映像作品《Letter to My Son（Single-channel color video with sound、7 minutes 30 seconds）》と、便箋や封筒と写真を組み合わせた7つの作品「Letter to My Son（#1〜#7）」で構成される。
森がニューヨーク留学時代に親しくしていたある人物との思い出に基づくこれらの作品は、9.11前のニューヨークと現在の東京を舞台に、祖父、父、息子のように世代の異なる3人の思いが錯綜しながらも重なり合い、強固なつながりが時間や場所を超えて生き続ける様子が描かれている。