EXHIBITIONS
鈴木昭男 音と場の探究
日本におけるサウンド・アートの先駆者として知られる鈴木昭男。63年、名古屋駅のホームで行った《階段に物を投げる》に始まり、76年には南画廊(東京)にて初個展「音のオブジェと音具展」を開催。その後、フェスティバル・ドートンヌ・パリ(フランス、1978)や、ドクメンタ8(ドイツ、1987)に参加するなど、国際的な場での活動も本格化させた。
88年、子午線上にある京都府網野町(現・京丹後市網野町)で《日向ぼっこの空間》を発表。秋分の日の1日をかけて、自然の音に耳を澄ます行為が話題となった。90年代以降はエコー音器「アナラポス」といった鈴木独自の方法や思考によって「聴く」という行為を探究し、コンセプチュアルなサウンド・インスタレーションを各地の美術館やギャラリーで展開している。
2005年には世界各地で行われた、自然や都市の風景に耳を澄ますイベント「点音(おとだて)」を日本で初めて開催(和歌山市内と熊野古道なかへち美術館周辺)。現在は、ボン市立美術館でもインスタレーションを発表する(9月6日〜11月30日)など、精力的に活動を続けている。
本展は、60年代より一貫して音と場の関わり方を模索し、音にまつわるイベントやパフォーマンス、インスタレーションなどを行ってきた、鈴木のこれまでの取り組みを振り返る。
88年、子午線上にある京都府網野町(現・京丹後市網野町)で《日向ぼっこの空間》を発表。秋分の日の1日をかけて、自然の音に耳を澄ます行為が話題となった。90年代以降はエコー音器「アナラポス」といった鈴木独自の方法や思考によって「聴く」という行為を探究し、コンセプチュアルなサウンド・インスタレーションを各地の美術館やギャラリーで展開している。
2005年には世界各地で行われた、自然や都市の風景に耳を澄ますイベント「点音(おとだて)」を日本で初めて開催(和歌山市内と熊野古道なかへち美術館周辺)。現在は、ボン市立美術館でもインスタレーションを発表する(9月6日〜11月30日)など、精力的に活動を続けている。
本展は、60年代より一貫して音と場の関わり方を模索し、音にまつわるイベントやパフォーマンス、インスタレーションなどを行ってきた、鈴木のこれまでの取り組みを振り返る。