EXHIBITIONS
若冲と光瑤
伊藤若冲とその画業に魅せられた石崎光瑤の世界
花鳥画の革新者と称される伊藤若冲と石崎光瑤。若冲は江戸時代中期、京都に生まれ、重要文化財《仙人掌群鶏図襖》や《動植綵絵》に代表される緻密な描写と極彩色の作品を手掛けるいっぽう、近年石川県で発見された《象と鯨図屏風》に見られるユーモラスな表現の水墨画を描くなど、その独自の画風は江戸期の絵画のなかでも特に異彩を放っている。
他方、光瑤は12歳で江戸琳派の流れをくむ山本光一に師事し、19歳で日本画家・竹内栖鳳の画塾「竹杖会」に入門。《熱国妍春》《燦雨》に代表される絢爛とした花鳥画の世界に独自の境地を見出した。また1926年に雑誌『中央美術』『美の国』に若冲について寄稿発表するなど、今日の若冲再発見の先駆けとしての業績も残している。
本展では、若冲とその画業に見せられた光瑤の作品を一堂に展示。近世と近代を代表する2人の絵画世界を紹介する。
他方、光瑤は12歳で江戸琳派の流れをくむ山本光一に師事し、19歳で日本画家・竹内栖鳳の画塾「竹杖会」に入門。《熱国妍春》《燦雨》に代表される絢爛とした花鳥画の世界に独自の境地を見出した。また1926年に雑誌『中央美術』『美の国』に若冲について寄稿発表するなど、今日の若冲再発見の先駆けとしての業績も残している。
本展では、若冲とその画業に見せられた光瑤の作品を一堂に展示。近世と近代を代表する2人の絵画世界を紹介する。