EXHIBITIONS

ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力

東京都庭園美術館|06.29 - 09.16

カマリ作(クイクロ) ホウカンチョウ © BEĨ collection / by Raphael Costa

ウルフ作(メイナク) ジャガー © BEĨ collection / by Raphael Costa

制作者不詳(クイクロ) サル © BEĨ collection / by Raphael Costa

カマリ作(クイクロ) ホウカンチョウ © BEĨ collection / by Raphael Costa

 ブラジル先住民の「椅子」のみに特化したベイ・コレクションを一堂に公開する、日本初の展覧会が開催される。

 ベイ・コレクションは、ブラジル・サンパウロに拠点を持つ美術・建築関連の出版社によって集められ、2018年現在、27部族、350点を超える椅子を所有。先住民による製作物を単なる標本資料として見るのではなく、ブラジル独自の現代的表現として認め、その造形美について評価・普及することを意図している。

 南米大陸、ブラジル北部のアマゾン河やシングー川流域で暮らす先住民の一木造りの椅子は、日常生活での使用、またシャーマンによる儀式や結婚式など、その生活や伝統、独自の神話と色濃く結びついており、コミュニティ内の文化的・社会的なシンボルでもあった。今日では、コミュニティの外とのつながりから刺激を受け、用途や伝統にしばられない、より多様かつ自由な表現が生まれている。
 
 本展では、動物を象ったメイナクの椅子を中心に、ベイ・コレクションから選りすぐった17部族の椅子を紹介。なお本展の会場構成は、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」(2015)や「台中国家歌劇院」(2014)などの設計を担当し、世界的に活躍を続ける建築家の伊東豊雄が手がける。