EXHIBITIONS

大観生誕150年記念

横山大観 VS 日本画の巨匠たち

2018.08.31 - 11.30

横山大硯 霊峰四趣 夏 昭和15(1940)

横山大観 龍興而致雲 昭和12(1937)

川端龍子 創夜 昭和9(1934)

竹内栖鳳 雨霽(左隻) 昭和3(1928)

富岡鉄斎 蓬萊仙境図 大正13(1924)

川合玉堂 春雨 昭和17(1942)頃

 2018年は、近代の美術界において、その中心として長く活躍した横山大観の生誕150年という節目の年。これを記念し、大観と日本画の巨匠たちが「対決」する特別展を開催する。

 生涯に数千点もの作品を描いた大観は、富士図をはじめ、花鳥画や人物画、山水画などに数々の名作を発表。日本画を改革するという信念を持ち、新しい表現を探究し続けたその作品は、斬新な着想や構図、人々を引きつける魅力に富んでいる。

 本展では、大観と他の画家が同じ主題で描いた作品を2点1組で展示。大観と並んで評価された京都の竹内栖鳳、人々の暮らしを情趣豊かに描いた川合玉堂、会場芸術を掲げて大胆な画面を生んだ川端龍子など、近代の画壇を彩った巨匠たちと大観の作品が並ぶ。比較することでわかる画家の個性もあわせ、巨匠たちの日本画対決を楽しみたい。