EXHIBITIONS

落合陽一、山紫水明∽事事無碍∽計算機自然

2018.04.20 - 06.28

「落合陽一、山紫水明∽事事無碍∽計算機自然」 メインビジュアル

落合陽一

 研究者、実業家でありメディアアーティストの落合陽一による展覧会が開催される。

 落合は、2015年東京大学大学院学際情報学府博士課程早期修了。その後、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社を創業、フェーズドアレイ技術やデジタルファブリケーション技術の開発に関わる。17年より筑波大学との特別共同研究事業「デジタルネイチャー推進戦略研究基盤」に伴い、准教授として着任。機械知能と人間知能の連携について波動工学やデジタルファブリケーション技術を用いて探求している。受賞歴に、IPA認定スーパークリエータ・天才プログラマー(2010)、ワールドテクノロジーアワード(2015)、プリ・アルスエレクトロニカ Honorary Mention(2016)、経済産業省 Innovative Technologie(2014-16)など多数。

 近年の落合のテーゼである 「計算機自然」をモチーフに構成される本展では、アーティストとして向き合ってきた「映像と物質」の間の探求を主題とした近作や、「東洋の持っている<物化>の過程を詩的に体感する旅路」として制作した《Morpho Scenery》など新作4点を含め計15点を展示。東洋的美的感覚とテクノロジーによる西洋人間性の超克、1人称と3人称の相転移、輪廻転生と無為自然、生物進化と計算機知能といった技術哲学的なテーマを俯瞰しながら、計算機自然による自然美を示す。