EXHIBITIONS

危(木)口統之展

KAG
2026.01.17 - 03.22
 KAGで「危(木)口統之展」が開催される。

 危口統之は、倉敷市生まれ。劇団「悪魔のしるし」を主宰し、演劇・建築・アートを横断する活動を展開した。

 本展は、危口統之の代表作《搬入プロジェクト》を中心とした回顧展。《搬入プロジェクト》は、「空間に収まりきらないように見えて、ぎりぎり入る物体」を設計・製作し、参加者とともに実際に搬入を行うパフォーマンスとして考案された。同プロジェクトは国内外の都市やアートフェスティバルへと展開し、近年は著作権をCC0として公開することで、誰もが実施できるオープンなプロジェクトとして継承されている。

 本展では、《搬入プロジェクト》に加え、幼少期を過ごした倉敷での経験、演劇サークルでの活動、「悪魔のしるし」の立ち上げから舞台作品に至るまでの軌跡を、年表、写真、スケッチ、ノート、映像資料などを通して紹介する。キュレーションには「悪魔のしるし」のメンバーおよび危口の弟である木口賀之が関わり、資料と記録をもとに構成されている。