約束の場所で：ブック・アートで広がるイマジネーション

　うらわ美術館で「約束の場所で：ブック・アートで広がるイマジネーション」が開催されている。

　同館は、2000年の開館以来、「本をめぐるアート」を収集方針のひとつに掲げ、その探求と収集に取り組んできた。現在、関連する所蔵作品は1500件を超え、独自性と国際性を兼ね備えたコレクションを形成している。本展では、イギリス南部のサウサンプトン大学および南西部ブリストルの西イングランド大学の協力により、両大学が研究してきたイギリスのブック・アーティストたちの作品と、うらわ美術館所蔵の「本をめぐるアート」コレクションを組み合わせて紹介する。

　今回の展示では、多様な表現に注目し、それぞれの作品に展開される自由で多様な広がりを紹介。また、展覧会タイトル「約束の場所で」は、うらわ美術館所蔵作品とイギリスのブック・アーティストたちの作品が出会い、共鳴する場を意味する。作品を通して多様な表現の広がりを提示し、ブック・アートに関わる視点の幅を示す展覧会となっている。