EXHIBITIONS
特集展示 生誕110年
人、鶴岡政男
戦争体験や友人の靉光(あいみつ)、松本竣介の死の影、みずからの生活苦のなか絶えず人を見つめ、人そのものを描き続けた群馬県高崎市出身の画家、鶴岡政男の回顧展が開催される。
鶴岡は1930年代より日本近代、さらには同時代美術を鋭いまなざしで射抜きながら、自身の心の影や身体をありありと想像させる油彩画を残した。また、61年以降に制作したパステル画は「動きの中にリアリティを把握する」と語る目と手と心が刻まれ、ときに色鮮やかで温かくユーモラスな表情を見せながら、一筋縄ではいかない画家の真実を宿している。
本展では、高崎市美術館所蔵作品と群馬県内の美術館のコレクションより、油彩画34点、パステル画17点、素描38点、さらに立体作品など9点、計98点を紹介。戦時下にあっても純粋な制作発表を続けた「新人画会」からの友人たちや、鶴岡に立体制作の手ほどきをした木内克(きのうち・よし)など、画家を取り巻く同時代作家たちとのかかわりにも触れる。
鶴岡は1930年代より日本近代、さらには同時代美術を鋭いまなざしで射抜きながら、自身の心の影や身体をありありと想像させる油彩画を残した。また、61年以降に制作したパステル画は「動きの中にリアリティを把握する」と語る目と手と心が刻まれ、ときに色鮮やかで温かくユーモラスな表情を見せながら、一筋縄ではいかない画家の真実を宿している。
本展では、高崎市美術館所蔵作品と群馬県内の美術館のコレクションより、油彩画34点、パステル画17点、素描38点、さらに立体作品など9点、計98点を紹介。戦時下にあっても純粋な制作発表を続けた「新人画会」からの友人たちや、鶴岡に立体制作の手ほどきをした木内克(きのうち・よし)など、画家を取り巻く同時代作家たちとのかかわりにも触れる。