EXHIBITIONS

ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜

東京都美術館|01.22 - 03.31

ピーテル・ブリューゲ ル2世 野外での婚礼の踊り 1610頃

ピーテル・ブリューゲル1世(下絵)、ピーテル・ファン・デル・ヘイデン(彫版) 最後の審判 1558 Private Collection

ヤン・ブリューゲル1世 ノアの箱舟への乗船 1615頃 Anhaltische Gemäldegalerie Dessau

ヤン・ブリューゲル2世 聴覚の寓意 1645-50頃 Private Collection

ヤン・ブリューゲル1 世、ヤン・ブリューゲル2世 机上の花瓶に入った チューリップと薔薇  1615-20頃 Private Collection

ヤン・ファン・ケッセル1世 蝶、カブトムシ、コウモリの習作 1659 Private Collection, USA

ピーテル・ブリューゲ ル2世 野外での婚礼の踊り 1610頃

 16~17世紀のヨーロッパでもっとも影響力を持った画家一族のひとつ、ブリューゲル一族。一族の祖、ピーテル・ブリューゲル1世は、聖書の世界や農民の生活、風景などを、時に皮肉を交えながら描き、16世紀フランドル(現在のベルギーにほぼ相当する地域)を代表する画家となった。この観察眼は、子から孫、ひ孫へと受け継がれ、一族の絵画様式と伝統を築いていった。

 父の作品の忠実な模倣作を手がけた長男のピーテル2世。父の自然への関心を受け継いで発展させ、積極的に花などの静物画を描いたことから「花のブリューゲル」とも呼ばれたヤン1世。そして、ヤン2世やアンブロシウス、アブラハムといったヤン1世の子孫たちが、一族の作風を受け継ぎ、「ブリューゲル」はひとつのブランドとして確立されていった。

 2012年イタリアでの開催を皮切りに、フランス、イスラエルなどを巡回してきた本展には、貴重なプライベート・コレクションの作品を中心に約100点の作品が集結。それらを通してブリューゲル一族と、彼らと関わりのある16~ 17世紀フランドル絵画の全体像に迫る。出品作のほとんどが日本初公開。