EXHIBITIONS
ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜
16~17世紀のヨーロッパでもっとも影響力を持った画家一族のひとつ、ブリューゲル一族。一族の祖、ピーテル・ブリューゲル1世は、聖書の世界や農民の生活、風景などを、時に皮肉を交えながら描き、16世紀フランドル(現在のベルギーにほぼ相当する地域)を代表する画家となった。この観察眼は、子から孫、ひ孫へと受け継がれ、一族の絵画様式と伝統を築いていった。
父の作品の忠実な模倣作を手がけた長男のピーテル2世。父の自然への関心を受け継いで発展させ、積極的に花などの静物画を描いたことから「花のブリューゲル」とも呼ばれたヤン1世。そして、ヤン2世やアンブロシウス、アブラハムといったヤン1世の子孫たちが、一族の作風を受け継ぎ、「ブリューゲル」はひとつのブランドとして確立されていった。
2012年イタリアでの開催を皮切りに、フランス、イスラエルなどを巡回してきた本展には、貴重なプライベート・コレクションの作品を中心に約100点の作品が集結。それらを通してブリューゲル一族と、彼らと関わりのある16~ 17世紀フランドル絵画の全体像に迫る。出品作のほとんどが日本初公開。
父の作品の忠実な模倣作を手がけた長男のピーテル2世。父の自然への関心を受け継いで発展させ、積極的に花などの静物画を描いたことから「花のブリューゲル」とも呼ばれたヤン1世。そして、ヤン2世やアンブロシウス、アブラハムといったヤン1世の子孫たちが、一族の作風を受け継ぎ、「ブリューゲル」はひとつのブランドとして確立されていった。
2012年イタリアでの開催を皮切りに、フランス、イスラエルなどを巡回してきた本展には、貴重なプライベート・コレクションの作品を中心に約100点の作品が集結。それらを通してブリューゲル一族と、彼らと関わりのある16~ 17世紀フランドル絵画の全体像に迫る。出品作のほとんどが日本初公開。