くらやえみ個展「散歩道」

　カイカイキキギャラリーで、くらやえみによる個展「散歩道」が開催される。

　くらやえみは、現役美大生であった2018年にHidari Zingaroで個展「Inside Outside」を開催、翌年にはカイカイキキギャラリーでの初個展を開催した。その後も各地でのアートフェアでも新作を披露し、2021年にはソウルで初の海外個展「Window and Scales」、そして翌年には上海で「Long Vacation」を開催するなど精力的な活動を続けてきた。

　美大生時代から描き続けてきた少女のモチーフだけでなく、新しい構図やモチーフ、表現を試行し、展覧会ごとに表現をアップデートしているくらや。本展でも、これまでの作品には見られなかったような構図の新作を含むペインティング13点、ドローイング25点が展示されるという。

　さらに、本展の開催に合わせて、初の大型作品集「Partly Cloudy」をギャラリーにて先行発売。紙面では、2017年から2022年までに制作されたペインティング全90点に加え、ドローイング約380点を紹介。さらに、女性像をキャンバスに描いたきっかけ、近年男性像やカップル像が現れるようになった背景、自身と向き合い葛藤するなかで生まれた絵画に込めた思いなどについて語った1万8000字のロングインタビューも収録しているという。