冨樫義博展 -PUZZLE-

「冨樫義博展 -PUZZLE-」が森アーツセンターギャラリーで開催。『幽☆遊☆白書』『レベルE』『HUNTER×HUNTER』をはじめ、マンガ家・冨樫義博による名作原画の数々を一挙公開する。

　冨樫は1966年生まれ、山形県新庄市出身。87年に「週刊少年ジャンプ増刊 Winter Special」に読切作品『とんだバースディプレゼント』掲載され、89年に「週刊少年ジャンプ」にて『てんで性悪キューピッド』を発表、連載作家デビューを果たした。連載2作品目となる『幽☆遊☆白書』（1990〜94）の大ヒットを機に、「週刊少年ジャンプ」を代表するマンガ家となり、その後も同誌で『レベルE』（1995〜96）、『HUNTER×HUNTER』（1998〜）を発表。読者を魅了する巧みな作品づくりが支持され、幅広い世代に多くのファンを持つ。

　画業35年の節目に開催される本展では、冨樫直筆のマンガ原稿やカラーイラストを含む、総数350点以上の貴重な原画・制作資料などを展示。大胆かつ緻密な制作過程を経てつくり出された作品を紹介し、多角的な視点から冨樫の作家性の真髄に迫る。

　作家は、本展に寄せて以下のメッセージを出している。

「御報告
この度 冨樫義博展 -PUZZLE- を開催する事となりました。
これもひとえに御愛読してくださった皆様の温かい愛情の賜と厚く厚く御礼申し上げます。
固いな。
私自身思っておりますよ。「いや話の続き描けよ。」って思われてんだろうなと。確かに2年ほど椅子に座れない状態で描けませんでしたが、従来のやり方をあきらめることで現在は何とか執筆を再開しております。皆さま、くれぐれも腰は大切に。これを書いている2週間前までお尻をふく姿勢がとれず、ウンコするたびシャワー浴びてました。あらゆる動作が常人の3～5倍時間がかかります。腰大事。
というわけで御来場の際に物を落としたりした時は蹲踞の姿勢で拾う事を強くおすすめします。とがしよしひろでした。」