激変の時代における光。チェン・ウェイがとらえる、中国の新たな都市風景
チェン・ウェイは、現代中国を代表する80年代生まれのアーティストで、北京を拠点に写真を主な表現手段として活動している。7月には東京都写真美術館のグループ展「TOP Collection 見ることの重奏」に参加し、現在は4年ぶりとなる東京での個展「Sleepless Tonight」をオオタファインアーツとオオタファインアーツ7CHOMEで開催中のチェンにインタビューを行った。
チェン・ウェイは、現代中国を代表する80年代生まれのアーティストで、北京を拠点に写真を主な表現手段として活動している。7月には東京都写真美術館のグループ展「TOP Collection 見ることの重奏」に参加し、現在は4年ぶりとなる東京での個展「Sleepless Tonight」をオオタファインアーツとオオタファインアーツ7CHOMEで開催中のチェンにインタビューを行った。
2021年に初開催されたアートウィーク東京(AWT)は、東京のアートシーンを国内外に発信する新たなプラットフォームとして発展を遂げている。国際的なアートシーンとの接続や、日本アート界の課題解決を目指すAWTが、どのように未来を見据えているのか。共同創設者の蜷川敦子氏に話を聞いた。
日本の国公立美術館として昨年、初めてルイーズ・ブルジョワの作品を収蔵した大阪の国立国際美術館。この画期的な収蔵を通じて、国立美術館の収蔵方針やコレクションの課題について、同館学芸課長の植松由佳氏にインタビューした。作品収蔵の意義やこれからの展望について考察する。
麻布台ヒルズギャラリーで開幕した「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」。2023年3月から国立工芸館(金沢)での開催を皮切りに多くの人々の注目を集めてきた同展で、一際存在感を放つのが金工作家・吉田泰一郎の作品だ。伝統的な技法をアップデートさせ、ポケモンに挑んだ作家の仕事に迫る。
芸術の道を志しながらも、戦争のために若くして亡くなった画学生たちの作品や資料を展示する、長野県上田市の「戦没画学生慰霊美術館 無言館」。作品の収集を自ら行い、1997年の開館より館主を務めてきた窪島誠一郎に加え、2024年6月、その共同館主にエッセイストの内田也哉子が就任することが発表された。無言館とはどのような場所なのか? 内田の就任の機会に、ふたりに話してもらった。
東京国立博物館 平成館で、埴輪(はにわ)がテーマの展覧会としては約50年ぶりの「挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展『はにわ』」が開催中だ。そこで、本展を担当した同館の河野正訓主任研究員に、展覧会の見どころと「埴輪」の魅力について聞いた。
台湾の経済成長とともに文化教育に貢献してきた「洪建全基金会」(ホン・ファウンデーション)。2021年に創立50周年を迎え、洪家3代目の洪裕鈞(ホン・ユージュン)と妻・張淑征(グレース・チェン)が運営を引き継いだ。妻のチェンはコロンビア大学で建築学を学び、国際的な建築事務所で経験を積み、台湾で多くのプロジェクトを手がけている。今回は彼女の事務所で、同ファウンデーションの取り組みについて話を聞いた。
SOMPO美術館で開幕した「カナレットとヴェネツィアの輝き」。ヴェドゥータ(景観画)の巨匠カナレットの魅力とはどこにあるのか? 日本で初めてとなるこの展覧会を担当した同館学芸員の岡坂桜子、朝倉南に見どころを聞いた。
東京美術倶楽部主宰の「東美特別展」にあわせ、杉本博司と千住博によるリモート「古美術」対談を実施。ロンドンギャラリー・田島整をあいだに挟み、濃密な対話が展開された。二人が語る、現代において古美術に触れる必要性とは?
PAN株式会社とオオタファインアーツが主導する「PAN沖縄(仮称)」プロジェクトは、沖縄を舞台にアジア全域を見据えた新たなアートセンターの設立を計画している。歴史と文化が交差する沖縄において、現代美術や工芸を通じた多様な表現の場を創り上げるこのプロジェクトについて、その中心人物である大田秀則氏(オオタファインアーツ代表)と黒沢聖覇氏(PAN沖縄準備室キュレーター/プロジェクト・マネージャー)に話を聞いた。
秋もっとも注目したい日本美術展のひとつとして「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」が東京都美術館で開催中。絵画作品を中心に、スケッチ・工芸品・資料を含めた250件を超える作品が一堂に並ぶ本展について、田中一村の画業を振り返りながら、展示内容や鑑賞のポイントなどを同展担当の中原淳行氏(東京都美術館・学芸担当課長)に聞いた。
9月20日、ファッションデザイナー、ジョン・ガリアーノのドキュメンタリー映画『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』が公開される。クリスチャン・ディオールのデザイナーとして天才デザイナーの名を欲しいままにしながらも、2011年に差別発言により逮捕、ブランドを解雇され、すべてを失ったデザイナー、ガリアーノ。彼が当時のことを洗いざらい語った本作のケヴィン・マクドナルド監督に、クリエイターの苦悩について話を聞いた。
田名網敬一がコロナ禍で続けたピカソの模写の制作背景や、新作のアニメーション、そして絵画制作について語る。*本稿は2022年12月に掲載されたインタビューの再掲版です。
今年9月、東京・麻布台ヒルズにグランドオープンするPace 東京。日本のアートマーケットの現状やPace 東京の今後の活動について、7月に来日した同ギャラリーのCEOであるマーク・グリムシャーにインタビューを行った。
今年4月1日から事業者における「合理的配慮」の提供が公的施設のみならず、民間事業者も含め完全義務化となったことを受け、国立アートリサーチセンター(以下、NCAR)は、国内の美術館・博物館で働く職員や、障害のある方を含むミュージアム利⽤者に向けて、「合理的配慮」に関する具体的な事例や解説を掲載した『ミュージアムの事例(ケース)から知る!学ぶ!合理的配慮のハンドブック』を製作・刊行した。これをきっかけに、ハンドブックの製作に当たったひとりである鈴木智香子(NCAR研究員)に話を聞いた。
BLUM(旧Blum & Poe)の共同創設者であるティム・ブラムは、1984年に初めて訪日して以来、日本と米国のアートシーンをつなぐ架け橋として活躍し続けている。ギャラリーの設立30周年を迎えるにあたり、これまでの歩みや日本での活動、そして今秋、ニューヨークにオープンする新しいスペースについて話を聞いた。
今年2月、ニューヨークのジャパン・ソサエティー(JS)ギャラリーに新たなディレクターとして就任したミシェル・バンブリング博士。これまで米国で日本の伝統文化や近現代の視覚芸術、建築、デザインなどを紹介し、国際交流において重要な役割を担ってきた同ギャラリーをどうリードしていくのか、今年5月に来日したバンブリング氏にインタビューを行った。
東京の二子玉川ライズ スタジオ & ホールで、個展「鈴木康広展 ただ今、発見しています。」を開催中の鈴木康広。身の周りに存在する何気ないものごとに注目し、小さな気づきを独自の視点でとらえなおし作品を制作してきた鈴木に、本展にかける思いや、これまでの活動について話を聞いた。
ワシントンD.C.に位置し、アジア美術とアジア系米国人の芸術と文化を紹介する重要な拠点であるスミソニアン国立アジア美術館。2018年12月より館長を務めるチェイス・ロビンソン氏の指導のもと、同館は多くの新たな取り組みを行い、来館者数の増加やコレクションの拡充、国際的な協力関係の構築に成功している。本インタビューでは、ロビンソン館長のビジョンや美術館の今後の方向性、そしてアジア美術に対する米国内の理解の変化などについて深掘りしていく。
東京国立博物館で開催中の「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」。東博の建築や同館所蔵の考古資料と対話するように展覧会をつくりあげた内藤礼が、本展に込めた意味を語る。
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