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Pace東京の幕開け。服部今日子が語るコミュニティ構築と未来への期待

7月6日、麻布台ヒルズに新たにオープンするPace東京(*)。その立ち上げを指揮するのは、元フィリップス・オークショニアズ日本代表の服部今日子だ。Paceギャラリーの副社⻑として、その東京進出を支える服部は、同ギャラリーの未来や日本のアートシーンの成長への貢献をどう考えているのか? インタビューで話を聞いた。*7月3日〜5日はPace東京のプレビュー。

2024.7.3
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石川九楊が語る、「手で言葉を書く」ことの重要性

東京・上野の上野の森美術館で開催中の書家・石川九楊による個展「石川九楊大全」。「前期【古典篇】遠くまで行くんだ」「後期【状況篇】言葉は雨のように降りそそいだ」の2期にわたって開催されるこの大回顧展に際し、齢80歳を目前とする石川にその意気込みと、書を書き続ける理由について話を聞いた。

2024.6.29
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Tokyo Gendaiは日本のアートマーケットを変え得るか? 共同創設者マグナス・レンフリューに聞く

昨年7月、パシフィコ横浜で初開催された国際水準のアートフェア「Tokyo Gendai」。同フェアは、日本のアートシーンやマーケットにどのような変化をもたらしたのか。また、今後はその成長にどのように貢献していくのか、共同創設者のひとりであるマグナス・レンフリューに話を聞いた。

2024.6.16
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文化施設が立ち並ぶアブダビのサディヤット文化地区。アブダビ文化観光局長、ムハンマド・ハリーファ・アル・ムバラクに聞くそのビジョン

文化のグローバル拠点としての整備が進む、アラブ首長国連邦(UAE)の首都、アブダビの「サディヤット文化地区」。本地区を統括するアブダビ文化観光局長のムハンマド・ハリーファ・アル・ムバラクにそのビジョンを聞いた。

2024.6.9
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フィリップ・ティナリが語る、新たなシャネル・ネクサス・ホールの戦略と役割

シャネルが運営する世界唯一の施設「シャネル・ネクサス・ホール」。そのアドバイザーとして、中国・北京の現代美術館「UCCA 現代アートセンター(UCCA Center for Contemporary Art)」でディレクターを務めるフィリップ・ティナリが就任した。ティナリが見据える、シャネル・ネクサス・ホールの新たな展開とは?

2024.6.9
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安永正臣インタビュー。釉薬を用いた作品のモチーフは、大切なものを収める「うつわ」 

釉薬を焼成した立体作品を手がける安永正臣。2023年夏に銀座メゾンエルメス フォーラムで開催された「エマイユと身体」展でも強い印象を残した作家による新作展が、渋谷区神宮前のGallery 85.4で6月16日まで開催されている。個展会場でインタビューを行った。

2024.5.27
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ヴェネチア・ビエンナーレ韓国館を匂いで埋め尽くす。クー・ジョンアとキュレーターが語る「香りの記憶」

今年のヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で、アーティストのクー・ジョンアが韓国館を匂いのオブジェで埋め尽くし、観客に新旧の記憶をもたらすプロジェクト「Odorama Cities」を展開。「香りの記憶」に関する大規模なオンライン調査を実施し、朝鮮半島全土から600を超える香りが寄せられた同プロジェクトについて、クーとふたりのキュレーターに話を聞いた。

2024.5.4
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Museum Start あいうえの インタビュー。10年目を迎えて、10年先のミュージアムの未来を描く

上野公園の9つの文化施設を舞台にした子供対象のラーニング・デザイン・プロジェクト「Museum Start あいうえの」が2023年に10周年を迎えた。10年間継続されてきたこのプロジェクトの3つのプログラム「ファミリー&ティーンズ・プログラム」「学校プログラム」「ダイバーシティ・プログラム」について深掘りしながら、今後目指すミュージアムの在り方について熊谷香寿美(東京都美術館 学芸員、アート・コミュニケーション係長)、小牟田悠介(東京藝術大学 芸術未来研究場 ケア,コミュニケーション特任助教)のふたりに話を聞いた。

2024.5.4
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アレックス・カネフスキー インタビュー。「思想や意味を込めず、見た人が自分で物語を紡ぎたくなるような絵を描きたい」

東京・中目黒の104 GALERIEを会場に、日本で初めての個展「The Battle of Shahbarghan —シャバーガンの戦い」を開催中のアレックス・カネフスキー。ロシアに生まれ、20代の頃からアメリカを拠点に活動を続けてきたカネフスキーは、思想や意味などに関係なく、ただ絵としての表現にこだわるという。個展会場でインタビューを行った。

2024.4.30
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美的感覚に訴えかけるコンセプチュアル・アート。ヤン・ヴォー インタビュー

ベトナム生まれデンマーク出身、現在はベルリンを拠点に活動しているアーティスト、ヤン・ヴォー。個人史を通して植民地時代の歴史や権力の悪用、グローバル経済システムの歪さなどの問題を浮かび上がらせる作品で知られる。東京のタケニナガワで個展を開催し、また豊田市美術館のグループ展「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」にも参加しているヴォーに、2020年に国立国際美術館でのヴォーの個展を企画担当した学芸員・植松由佳がインタビューを行った。

2024.4.21
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宇野亞喜良インタビュー。僕がイラストレーターにとどまり続ける理由

90歳でなお、第一線のイラストレーターとして活躍する宇野亞喜良。1950年代のキャリア初期から現在に至るまでの900点超で、仕事の全貌を明らかにする過去最大規模の個展「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」が東京オペラシティ アートギャラリーで始まった。展覧会の企画にかかわった記者が、開幕に合わせて、宇野の代名詞ともいえる幻想やエロスの源泉、寺山修司との関わりなどを聞いた。

2024.4.14
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シュ・ビン(徐冰)インタビュー。「芸術の機能は文明の行き先を感じ取ること」

実際には存在しない「偽漢字」を使った作品で世界的に知られる中国のアーティスト・シュ・ビン(徐冰)。国立新美術館の「遠距離現在 Universal / Remote」では、それまでの作品とは大きく異なる映像作品《とんぼの眼》を日本の美術館において初めて発表した。来日した徐冰に、同展キュレーターの尹志慧と同館館長・逢坂恵理子がインタビュー。本作の制作背景に迫った

2024.4.14
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Gallery Trax・三好悦子インタビュー。ゆったりと流れる時間がとらえる現代美術の前線

デザイナーの木村二郎と三好悦子によって1993年、八ヶ岳山麓に誕生した「Gallery Trax」。木村が世を去ったあとも、角田純、五木田智央、ロッカクアヤコ、大森克己、川内倫子といったアーティストの展覧会を開催し続ける三好に、ギャラリーとしての思想、そしてアーティストたちへの思いを聞いた。

2024.4.12
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坂 茂インタビュー。建築と災害支援の両輪を担う建築家

建築家・坂 茂は、フランスのポンピドゥー・センター・メスや、国内では静岡県富士山世界遺産センター、大分県立美術館など、数々の代表的な建築を手がけてきた。そのいっぽうで注目が集まるのは、坂が代表を務めるNPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)による災害支援活動だ。避難所に赴き、紙管を用いた復興住宅や自身が考案した「紙の間仕切りシステム(PPS)」を展開することで、避難環境の改善やプライバシー保護といった精神的な安全性を守ることに従事している。本インタビューでは、その災害支援活動をメインに、紙管建築やPPSの開発、NPO法人の設立のきっかけ、そして坂が現場で感じる課題感について、直近のウクライナ侵攻やガザ紛争、能登半島地震などの事例から話を聞いた。

2024.4.6
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「百年後芸術祭〜環境と欲望〜内房総アートフェス」総合プロデューサー・小林武史の思考、そのダイナミズムに迫る

3月23日から千葉県の内房総5市で作品展示やライブパフォーマンスが行われる「百年後芸術祭〜環境と欲望〜内房総アートフェス」。その総合プロデューサーは、音楽家として知られる小林武史だ。「利他」のマインドで未来を想像すべく「百年後」と題したり、アンドレ・ブルトンの『通底器』を引いて内房総と東京を結びつけたりするダイナミックな思考と、それを裏付ける実践を紐解く。

2024.3.25