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アートフェアとは異なる、アートのための場所を。Tokyo Jazz Club創設者の2人が語る、その原点と東京への展開

11月1日〜8日、東京・神田錦町の旧カプセルホテルを舞台に、新たなアートイベント「Tokyo Jazz Club」が開催される。2022年にスイスで誕生した「Basel Social Club」の共同創設者のふたりであるロビー・オクダ・フィッツパトリックとヤエル・サロモノウィッツが手がける本プロジェクトは、同イベントで培われた理念を受け継ぎながらも、日本のジャズ文化や東京独自のアートシーンから着想を得た新たな試みだ。現代美術、パフォーマンス、音楽、食、そして人々の交流をひとつの空間に重ね合わせる。この新たなプラットフォームは、従来のアートフェアや展覧会と何が異なるのか。バーゼルでの取り組みから東京への展開、そしてプロジェクトの背景にある思想について、2人に話を聞いた。

2026.10.31
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故郷を離れて見えてきたもの。ワン・トゥオ×ルオ・ヤンが語る、身体と記憶、そして歴史

中国東北部で育ち、ともに1984年生まれのアーティスト、ワン・トゥオとルオ・ヤン。映像と写真という異なる表現を通して、歴史や記憶、身体、アイデンティティと向き合ってきた2人が、東京都写真美術館で開催中の「デュエット――アジアン・コンテンポラリー」展に参加している(9月30日〜2027年1月17日)。故郷を離れた経験は、それぞれの創作に何をもたらしたのか。中国東北部という共通の出発点から、現実との向き合い方、観客との関係、そしてこれからの表現について話を聞いた。

2026.10.30
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「古い建物が残らない社会が完成している」。京都モダン建築祭・笠原一人が語る、建築ブームと保存の危機

2022年の初開催からわずか5年で、延べ7万人以上が訪れるイベントへと成長した「京都モダン建築祭」。なぜ、いま人々は古い建築に惹かれるのか。そして、建築への関心が高まるいっぽうで、なぜ日本では価値ある近現代建築が失われ続けるのか。今年で5回目を迎える建築祭の実行委員長であり、建築史家の笠原一人に、その人気の背景と建築を未来へつなぐための課題を聞いた。

2026.10.29
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ソー・ソウエン インタビュー。温もりや知恵を分かち合い、ともに「生き延びるための実践」をつなぐ

同時代を生きるアーティストの思考と原点に迫り、新たな表現の探究に光を当てるインタビューシリーズ。今回は、福岡を拠点に活動するソー・ソウエン。絵画にとどまらず、パフォーマンスやインスタレーションなど多角的なアプローチを通し、「生」と密接な事象から人間の性質に迫る作品を多く手がけている。戦時下のウクライナ・キーウでの滞在制作を経て、熊本市現代美術館で開催された個展「Air Condition」に際し、ソウエンの歩みと制作の根底にある哲学について話を聞いた。

2026.10.27
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ヘルナン・バス インタビュー。冴えないセールスマンたちの、一瞬の晴れ舞台を描く

マイアミを拠点に活動するヘルナン・バスの個展「TIME TO SHINE! (the salesmen)」が、11月11日まで、六本木のペロタン東京で開催中だ。東京での個展は8年ぶり。ヴェネチアで発表された、観光客を主人公とするシリーズ「The Visitors」(2026)に続き、本展ではセールスマンたちを描いた新作が並ぶ。アメリカ社会へのユーモラスなまなざしや、20年以上描きつづけてきた青年たちとクィアな感性について話を聞いた。

2026.10.10
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『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』塚本晋也監督インタビュー。映画は、戦争を拒む身体をつくることができる

『野火』(2014)、『斬、』(2018)、『ほかげ』(2023)などの作品を通じて、戦争が人間の身体と精神に残す傷を描いてきた塚本晋也監督。新作『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』(2026)は、ベトナム戦争で多くの人を殺害し、帰還後に生涯にわたって戦争PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんだ元米海兵隊員、アレン・ネルソンによる実話をもとに、加害者の視点から戦争とその後を描いた。7年に及ぶ制作期間のなかで湧き起こった、表現をめぐる葛藤や、戦争というテーマへの観念をライター/編集者の肥髙茉実が聞いた。

2026.10.5
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「Taiwan Pavilion」キュレーター・陳湘汶が語る光州ビエンナーレ「Instance Dungeons: Gray Zone」。情報とテクノロジー、現実の境界

韓国・光州で開催中の第16回光州ビエンナーレ。そのパビリオン・プロジェクトのひとつとして、「Taiwan Pavilion」による展覧会「Instance Dungeons: Gray Zone」が開催されている。キュレーターのひとり、陳湘汶(Chen Hsiang-Wen)にその構想を聞いた。

2026.10.4
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30代コレクター夫婦のコレクション展「22 COLLECTION by REN & KANA」が開催。2人に聞いたアートとともに日々を歩む楽しみ

30代の若手コレクター夫婦であるRENとKANA、両氏の現代美術コレクションを展示する「22 COLLECTION by REN & KANA」が、東京・渋谷のSPACE D9で10月5日まで開催されている。本展を紹介するとともに、2人にコレクションにかける思いについて聞いた。

2026.10.3
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身体はどのようにジェンダーを演じるのか。アイザック・チョン・ワイが大館「An Intimate Surrender」で問うもの

香港出身のアーティスト、アイザック・チョン・ワイが、大館コンテンポラリーで個展「An Intimate Surrender」を開催した。映画『さらば、わが愛/覇王別姫』を起点に身体とジェンダー、「演じること」を問い直した本展。その背景をひもとく、本展キュレーターのルイザ・ホーとの対談を届ける。

2026.9.18
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マルタン・マルジェラ「物が完全に死んでしまうことはない」。前橋国際芸術祭2026に際して語る、変容と再生

2008年にファッション界を離れ、現在はビジュアルアーティストとして活動するマルタン・マルジェラ。26年春には東京の九段ハウスとタカ・イシイギャラリー 京都で作品を発表し、今秋には前橋国際芸術祭2026に参加する。日常のなかで見過ごされてきた物への眼差し、身体の存在と不在、不完全さや手仕事への愛着、そして「変容」。マルジェラはいま、何を見つめ、作品へと変えているのか。前橋国際芸術祭2026の開幕に先立ち、本人にメールインタビューを行った。

2026.9.16
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6歳の少女の「声」を、映画はいかに伝えるのか。映画『ヒンド・ラジャブの声』カウテール・ベン・ハニア監督インタビュー

パレスチナのガザ地区でイスラエル軍の攻撃を受けた車内に取り残され、救助を求め続けた6歳の少女ヒンド・ラジャブ。カウテール・ベン・ハニア監督による映画『ヒンド・ラジャブの声』は、彼女とパレスチナ赤新月社との実際の通話音声に俳優たちの演技を重ね、救助をめぐる緊迫したやり取りを描き出す。なぜ現実の声とフィクションを交差させる手法を選んだのか。そして、SNSを通じて膨大な映像が流れ、忘却されていく時代に、映画には何ができるのか。来日したベン・ハニア監督に、パレスチナ/イスラエル研究者の早尾貴紀が聞いた。

2026.9.3
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映画『A Window of Memories』公開、監督・清原惟インタビュー。記憶の窓を開けて、見知らぬ誰かと響きあう

清原惟が監督を務める映画『A Window of Memories』が、8月7日より全国の劇場で公開される。2023年に愛知芸術文化センターの企画で制作された本作は、監督自身のふたりの祖母への「聞き書き」と、ふたりの俳優による朗読、そして日常の風景を静かに重ね合わせた、多層的なドキュメンタリーだ。身近な人々や場所の記憶に光を当て、パーソナルな語りを観客それぞれの記憶と響きあう物語へと昇華させた本作の制作背景、そして自主配給という選択に込められた思いについて、清原に話を聞いた。

2026.8.7
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なぜ「見えないもの」に惹かれるのか。トニー・アウスラーが語る、創作の源泉とAI時代の想像力

TOKYO NODEで、日本初となるトニー・アウスラーの大規模個展「トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~(Tony Oursler: Tech/Gnosis-Magic, Media, Art)」が開催されている。映像をスクリーンから解き放ち、音や彫刻、言葉を組み合わせた没入型インスタレーションによって、現代の映像表現を切り開いてきたアウスラー。その創作は、コンセプチュアル・アートやシュルレアリスム、実験映画、ノーウェイブ・ミュージック、日本文化、さらにはUFOや心霊現象、AIまで、様々な領域と響き合いながら展開されてきた。本インタビューでは、幼少期の原風景からデヴィッド・ボウイとの協働、信念とアーカイブ、そしてAI時代における創造性まで、自身の言葉で振り返ってもらった。

2026.7.11
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「イメージは、現れながら消えていく」。リュック・タイマンスが語る「結露」、そして絵画へと翻訳される歴史

軽井沢のリヒター・ラウムで、リュック・タイマンスの個展「Condensation(結露)」が10月31日まで開催中だ。本展では、強制収容所の壁画やパレスチナの野花、ソ連崩壊時のテレビ映像など、歴史や記憶に由来するイメージをもとに制作された6点の新作絵画を展示。イメージが現れ、消え、再び立ち現れる瞬間を探る。本展を機に来日したタイマンスにインタビューを実施し、絵画における「距離」や「タッチ」、そして歴史や政治に由来するイメージをいかに絵画へと翻訳するのかについて話を聞いた。

2026.7.7
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建築コレクティブ・GROUPはなぜ「都市と眠り」に着目するのか。模型を通じて読み解く「仮設的」な思考

東京・天王洲アイルのWHAT MUSEUMで開催中の​​グループ展「波板と珊瑚礁 - 建築を遠くに投げる八の実践」(4月21日〜9月13日)。領域横断的な活動で注目を集める建築コレクティブ・GROUPは、本展に「都市と眠り」という批評的なテーマを掲げて出展している。独自の着眼点を持つメンバーらに、テーマの背景や、異なるバックグラウンドを持ちながら流動的な協働を続けるコレクティブのあり方について話を聞いた。

2026.7.3
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【独占インタビュー】LABUBUはいかに誕生したのか。生みの親、カシン・ロンが語る『THE MONSTERS』10年の歩みと創作の原点

上海から始まり、台北、香港、パリを巡回した「MONSTERS BY MONSTERS: NOW AND THEN」展が東京に上陸した。『THE MONSTERS』誕生から10周年を迎え、予想を超える人気を獲得したLABUBUの歩みを振り返りながら、カシン・ロンに創作の原点とこれからの展望を聞いた。

2026.6.23
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「100年先を見据えた東博の覚悟」。新副館長が語る、東京国立博物館が変わろうとする理由

2024年、東京国立博物館(以下、東博)は長期構想「東京国立博物館2038ビジョン」を発表した。本館竣工100周年を迎える2038年を見据え、「日本と世界をつなげる博物館」「みんなが来たくなる博物館」などの将来像を掲げるこの構想は、大きな議論を呼んだ「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」の土台にもなっている。また26年4月には副館長体制が従来の1人から3人へと移行した。文化財を守りながら、より多くの人々に開かれた存在へ──。さらに、国が掲げる厳しい収益目標や来館者目標への対応も迫られるなか、東博はいま何を目指そうとしているのか。総務部長を兼任しながら新副館長にも就任した竹之内勝典に、「2038ビジョン」の背景と、その実現に向けた東博の“覚悟”を聞いた。

2026.6.21
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レゴグループはなぜゴッホや北斎を取り入れるのか?「レゴ®アート」が目指す新しい鑑賞体験

レオナルド・ダ・ヴィンチ《モナ・リザ》、フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》、葛飾北斎《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》──近年レゴグループは、美術史に残る名作を立体化する「レゴ®アート」シリーズを積極的に展開している。そこにはたんなるIPビジネスではなく、「組み立てること」を通じてアートと向き合う、新しい鑑賞体験の提案がある。レゴグループ デザイン・クリエイティブリードのフィオレラ・グローブスに、その思想を聞いた。

2026.6.14
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なぜモダニズム建築は壊されてしまうのか。専門家・松隈洋が語る、いま私たちに問われていること

丹下健三による代表作のひとつ、旧香川県立体育館(通称「船の体育館」)の解体が進んでいる。なぜこのようなモダニズム建築は壊されてしまうケースが相次ぐのか。その背景と、モダニズム建築を守るために必要なことを近代建築史の専門家である神奈川大学教授・松隈洋と考える。

2026.5.17
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対談:なみちえ×吉國元。「横断者」として生きる。日本とアフリカのはざまで模索する、アイデンティティと表現

現在、岐阜県美術館で開催中の「―モンスーンに吹かれたように―大移動と交流のアフリカ–アジアの現代美術」展(3月13日~6月14日)。その出展作家である2人、アーティストやラッパーとして活動するなみちえと美術家・吉國元の対談が実現。ガーナと日本にミックスルーツを持つなみちえと、ジンバブエで生まれ日本へ移住した経験を持つ吉國、2人がそれぞれ歩んできた道のりと、いまなお根深く残る偏見や差別、そしてそれらの経験と切り離すことのできない自身の制作のあり方について話を聞いた。

2026.5.16