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劇場アニメ『ルックバック』監督・押山清高インタビュー:アニメーションを描くことを、いかに未来に伝えていけるのか

絵を描くことに純粋に向かい合う二人の少女を描いた、藤本タツキのマンガを原作とした押山清高監督の劇場アニメ『ルックバック』は、手描きによるアニメーションの質感を可能なかぎり表現したことで話題を呼んだ。東京・虎ノ門の麻布台ヒルズ ギャラリーで開催されている展覧会「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」(〜3月29日)は、本作の原画やレイアウトといった資料が展示されており、監修を押山が自ら手がけた。絵を描くことへのこだわりや、今後表現していきたいことについて、押山に話を聞いた

2026.2.28
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ソニア・ボイス インタビュー:イメージを超えて、音で表象すること。ジャズ、パフォーマンス、そして「聴くこと」の政治性

現在、森美術館で開催中の「MAMプロジェクト034:ソニア・ボイス」(〜3月29日)では、イギリスを代表するアーティスト、ソニア・ボイスのインスタレーション作品《ディボーショナル・ウォールペーパー・アンド・プラカード》(2008–20)が紹介されている。本インタビューでは、本展の企画を担当したヴィクター・ワン(森美術館アジャンクト・キュレーター)が、ボイスとともに、ジャズやパフォーマンス、音による表象、そして記録とアーカイブをめぐる問題を縦横に語り合う。イメージを超え、音や身体を通じて歴史はいかに共有されうるのか──その実践と思考に迫る。

2026.2.26
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DIC×国際文化会館×ロスコ・チャペル、異例の国際連携の核心に迫る。東京に新たな「ロスコ・ルーム」が必要な理由とは?

国際文化会館とDICは、新たに構想されるロスコ・ルームを軸に、アメリカのロスコ・チャペルと戦略的パートナーシップを締結した。本連携は、作品展示や修復支援にとどまらず、平和を促進するための民間外交、そして作品の保存と技術継承という長期的課題に向き合う試みでもある。本稿では、池田尚志(DIC株式会社 代表取締役社長執行役員)と近藤正晃ジェームス(公益財団法人国際文化会館 理事長)、アブドラ・アンテプリ(ロスコ・チャペル プレジデント)の三者それぞれの立場から語られた言葉を通じて、この異例の国際連携が目指す思想と実践を読み解く。

2026.2.23
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津野青嵐インタビュー:きれいな「ケア」の物語を超えた「装い」への問い

金沢21世紀美術館で津野青嵐の個展「アペルト20 津野青嵐 共にあれない体」が4月12日まで開催されている。身体とファッションの関係を、自身の身体との対話や祖母の介護、精神障害当事者と向き合う経験から問い続けてきた津野に、自身の表現についての逡巡や制作を通じて気がついたことについて、ファッション研究者の安齋詩歩子が話を聞いた。

2026.2.15
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物語を排除することで、物語が立ち上がる。System of Cultureが語る、AIと協働する理由

System of Cultureの1年ぶりとなる個展「Exhibit 8:Pieces of Narratives」がMAHO KUBOTA GALLERY(東京)で開催された。31枚の写真からなる新作《Pieces of Narratives》を作家は「複数枚の写真からなる物語のデータベース」と呼ぶ。SNSとAIによってイメージが無限に流通し、出来事が即座に“物語化”されては消費される時代に、写真はどのように「語り」を引き受け、あるいは拒むことができるのか。キュレーター・研究者の金秋雨がSystem of Culture(小松利光)に制作の背景と方法論を聞いた。

2026.2.12
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すずえりインタビュー:美術家として、女性として、科学を取り扱うこと

楽器や自作回路を組み合わせた実験音楽やインスタレーションの制作を行うすずえり(鈴木英倫子)は、「第18回 shiseido art egg賞」を受賞した個展で発明家の一面を持つ女優ヘディ・ラマーを題材とし、通信技術と女性の身体性の変容を表現した。公募への挑戦から、実在の人物を起点とする独自の制作プロセス、そして表現の根底にある思考の軌跡まで、受賞を果たした作家の創作について話を聞いた。

2026.2.11
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独占インタビュー:SANAAが描く「新ロスコ・ルーム」。「建築の中の建築」に立ち現れる、都市の静寂と瞑想の場

2030年、東京・六本木の国際文化会館敷地内に、DICと国際文化会館が共同運営する新施設(新西館)が誕生する。千葉・佐倉の地で多くの人々に愛されてきたマーク・ロスコの「シーグラム壁画」のための空間は、いかにして都市の中で再構築されるのか 。設計を担う建築家ユニット・SANAA(妹島和世、西沢立衛)に、その設計思想と展望を聞いた。

2026.2.8
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A.A.Murakamiインタビュー:儚さとテクノロジーのあいだで立ち上がる体験

建築とファインアートのバックグラウンドを持つ村上あずさとアレキサンダー・グローヴスによるアーティスト・デュオ、A.A.Murakami。森美術館「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」(3月29日まで)では、霧を内包したしゃぼん玉が水面を跳ね、やがて弾けて霧散するインスタレーション《水中の月》(2025)を発表している。Studio Swineとしての素材リサーチと並行しながら、「エフェメラル・テック(儚いテクノロジー)」を掲げて体験としての空間をつくり続けてきた二人に、新作の背景やテクノロジーとの向き合い方、そして霧というモチーフに込めた思考について、美術家・美術批評家の石川卓磨が話を聞いた。

2026.2.8
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廣直高インタビュー:近視的な視界、反復、そしてズレ。構築される絵画の時間

ロザンゼルスを拠点に身体とその行為の痕跡をとどめるような表現を行う廣直高。参加中の「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」(森美術館、3月29日まで)では、キャンバス、木製パネル、そして自身の身体をキャスティングしたブロンズ彫刻の新作を発表している。いずれも身体を支持体に巻き込み、視界を極端に制限した状態で描く、彼独自のプロセスから生まれた作品群について、制作の背景や、映像から絵画・彫刻へと展開してきた思考の軌跡から紐解いていく。美術家・美術批評家の石川卓磨が話を聞いた。

2026.2.3
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DIC川村記念美術館コレクションは市場でどう受け止められたのか。クリスティーズの担当者に聞く

DIC川村記念美術館の閉館と、それに伴うコレクションの大規模な市場放出は、日本国内に大きな議論を呼び起こした。いっぽうで、国際的なアートマーケットでは、この動きをどのように受け止めていたのか。本記事では、同コレクションの出品を前に、9月下旬にクリスティーズ香港で行われたプレビューにて本セールを担当したタン・ボー(20/21世紀美術部門シニア・ヴァイス・プレジデント兼インターナショナル・ディレクター)に話を聞いた。後半では、11月のセール終了後、マックス・カーター(クリスティーズ・アメリカズ20/21世紀美術部門チェアマン)にメールインタビューを通じて、セール結果と市場の反応、そしてディアクセッションをめぐる国際的な視点について話を聞いた。

2025.12.25
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美術館は贋作とどう向き合うべきか?

科学分析調査などを経て、贋作だと判断された高知県立美術館所蔵のハインリヒ・カンペンドンクの油彩画《少女と白鳥》。同館では、本作の公開を含む特別展示・調査報告「再考《少女と白鳥》 贋作を持つ美術館で贋作について考える」が開催された。一連の調査や展覧会の開催について、塚本麻莉(高知県立美術館学芸員)と、科学調査の実施兼本展監修者である田口かおり(修復家・京都大学准教授)に話を聞いた。

2025.11.30
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記憶を縫い、時間を重ねる2人のアーティスト。アニー・モリスとイドリス・カーン

フランス・パリとロンドンを拠点に制作活動を行うアニー・モリスとイドリス・カーンは、夫婦でありながらそれぞれが異なるアプローチで「喪失」「記憶」「時間」といったテーマを追究してきた。KOTARO NUKAGA(六本木・天王洲)での日本初個展に際して来日した2人の制作に迫る。

2025.11.16
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ミケル・バルセロが信楽の土に見出したもの

スペインを代表するアーティストのひとりであるミケル・バルセロ。1982年に国際美術展「ドクメンタ7」でデビューして以来、第一線で活躍を続ける作家が、初めて信楽焼の作品を手がけ、ファーガス・マカフリー東京で披露した。かねてより親交がある美術史家で慶應義塾大学教授の松田健児がその制作について聞いた。

2025.11.1
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美術館の国際協働の可能性とは? 逢坂恵理子(国立新美術館長)×スハーニャ・ラフェル(M+館長)対談

日本と香港を代表する巨大美術館である国立新美術館とM+。両館が初めて協働キュレーションした展覧会「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010」にあわせ、館長同士の対談が実現した。国を超えた美術館の協働がもたらす意義とは?

2025.10.26
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名もなき実昌✕梅沢和木。カオス*ラウンジ以降のキャラクター絵画についてふたりが考えたこと

ミヅマアートギャラリーで開催中の名もなき実昌 × 梅沢和木 企画展「MAD IMAGE」は、16組のアーティストが参加する企画展だ。本展を企画した名もなき実昌と梅沢和木に展覧会が目指したこと、そしてカオス*ラウンジの活動停止以降のキャラクター絵画のあり方について話を聞いた。

2025.10.18