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川浦紗季

Saki Kawaura

 川浦紗季は1987年愛知県生まれ。2012年愛知教育大学大学院教育学研究科芸術教育専攻修了。同大学で陶芸家の中島晴美に学ぶ。現在、瀬戸市を拠点に活動。辰砂のひとつである「牛血紅」を着色料に使用し、人体の生々しさや艶めかしさを表現した作品を制作している。その作品は、他者の視点を介在させずに土と自身との関係性を重視しており、また作家自身の思考から生み出されるものではなく、土との対話からより本能的な部分を取り出していくことでかたちづくられる。参加したグループ展に、「森綾 ・川浦紗季」(ギャラリー艸居、京都、2017)、「陶の表現展 戦後からのNew Vista」(ギャラリー艸居、京都、2017)、「やきものの現在‐PartⅩⅣ」(ギャラリーヴォイス、岐阜、2016)、「愛知教育大学-陶とガラスの造形展」(瀬戸市新世紀工芸館、2015)、「川浦紗季・土井洋佑・中島晴美展」(ギャラリー数寄、愛知、2014)など。20年に「第44回 女流陶芸展」で、11年に「第30回 長三賞常滑陶芸展」で入選。