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古巻和芳

Kazufusa Komaki

 古巻和芳は1967年兵庫県生まれ。1989年神戸大学経営学部卒業。1990年代からノウゼンカヅラやアサガオの花をモチーフとしたペインティング作品を制作。2006年に越後妻有アートトリエンナーレで「繭の家-養蚕プロジェクト」への参加以降は、港都KOBE芸術祭など国内各地の地域芸術祭で土地の「記憶」をテーマにしたサイトスペシフィック作品を発表してきた。近年は、養蚕に縁が深い桑の木を素材に人物像を彫ったことがきっかけとなり、木像彫刻を手がけているほか、詩をモチーフにした言葉の作品も制作している。主な個展に「糸をわたる Walk on a thread」(MU東心斎橋画廊、大阪、2023)、「降り積もる、言葉が見える」(city gallery 2320、兵庫、2022)など。第36回ブルーメール賞(2008)、芸術文化団体半どんの会文化賞(2022)受賞。