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小野川直樹

Naoki Onogawa

 小野川直樹は1991年東京都生まれ。代表作「鶴の樹」をはじめ、折り鶴をモチーフとした作品を制作。学生時代に東京で東日本大震災を経験、翌年訪れた岩手県陸前高田で受けた自然への恐ろしさとその中で輝く生命の力強さが、折り鶴をモチーフに制作するきっかけとなる。折り鶴を厳かな「祈り」の象徴として位置づけており、その作品には繊細で神秘的な美しさが漂う。主な個展に、「小野川直樹展」(新風館、松栄堂薫習館、京都、2023)、「四季彩」(岡山天満屋、福山天満屋、岡山、広島、2022)、「祈り」(銀座一穂堂、東京、2021)、「folklore」(岡山県瀬戸内市立美術館、2021)など。