三好彩

　三好彩は1986年大阪府生まれ。2012年京都市立芸術大学美術学部油画専攻卒業。自身の作品を「ふとした瞬間、流動する思考や五感が引き金となり、強烈なイメージが現れる。人であり、獣でもある何かの気配と情景。彼らの姿も視線も何一つ他者と共有することはできない。誰もが分かち合えないまま抱えている、心の森で舞う尊いものに思いを馳せながら、現れては消えていくイメージを記録する。」と形容するように、幼少期から抱いてきた言葉にできない感覚やイメージを、様々な色彩の油絵具で時に厚く大胆に塗り重ね、力強い存在感で描く。主な個展に、「火」（イムラアートギャラリー、京都、2013）、「穴の中」（イムラアートギャラリー、東京、2013）、「本当」（イムラアートギャラリー、東京、2014）、グループ展に、「極並佑・黒宮菜菜・三好彩 展」（渋谷ヒカリエ8/ CUBE1,2,3、東京、2012）、「Crossing Paintings -交差する絵画- 石井海音/ 川人綾/ 三好彩」（イムラアートギャラリー、京都、2020）など。京都市立芸術大学作品展市長賞（2012）受賞。