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椋本真理子

Mariko Mukumoto

 椋本真理子は1988年神奈川県生まれ。2011年武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業、13年同大学造形研究科美術専攻彫刻コース修了。ダムや水門、噴水や花壇など、インターネット上で見つけた画像をもとに、FRP(樹脂素材)を使って、ポップな色彩の単純化されたかたちを表現している。人の手が加わり、管理されていくなかで生活に溶け込んでいく自然の風景を観察し、FRPという人工的な素材を組み合わせた作品は、私たちと、自然や日常にあるものとの関係性について思考を促す。主な個展に、「fountain」(SHINBI Gallery、東京、2020)、「ショーケースギャラリー 椋本真理子展」(横浜市民ギャラリーあざみ野、2019)、「in the park」(switch point、東京、2018)などがある。20年に初の作品集『switch point 薄い冊子003 椋本真理子 2009-2020』を刊行。