　文化庁が「あいちトリエンナーレ2019」に対して、補助金の全額である約7800万円の不交付を決定した件について、トリエンナーレ参加作家によるプロジェクト「ReFreedom_Aichi」が声を上げた。

　署名サイト「change.org」でスタートしたキャンペーンでは、補助金不交付決定に対して「トリエンナーレ引いては文化全体への威嚇ともとれるような暴挙です」と非難。「脅迫を含む電凸をすれば一部の展示が中止され、文化庁が動き助成金を取りやめるなどということが前例化してしまえば、日本はテロと戦う気がないと全世界に発信するばかりか、文化庁が脅迫に手を貸すというメッセージにもなりかねません」と、危機感を訴えている。

　なお補助金不交付決定については国会議員の間でも反対の声が上がっており、日本共産党の本村伸子議員は井上さとし参議院国対委員長、吉良よし子参議院議員とともに抗議し、交付を求めたことをTwitterを通じて明らかにしている。また本村議員によると、補助金申請手続きの際に、警備の問題などを申請しなければいけないとする規定は存在せず、円滑な運営に関する事実を申告しなかったことを理由にしての補助金不交付の前例はないという。

①あいちトリエンナーレに対する補助金
「全額不交付」決定の文化庁に抗議！交付を要求

９月２６日、文化庁が、あいちトリエンナーレについて
「補助金は全額不交付」
と発表したことに、
井上さとし参議院国対委員長、
吉良よし子参議院議員とともに
抗議し、交付を求めました。 pic.twitter.com/qa7yl2AoCt
— もとむら伸子(本村伸子） (@motomura_nobuko) September 26, 2019

文化庁の補助金不交付決定にNO。change.orgでキャンペーン始まる