INSIGHT - 2017.5.18映しだされる「アメリカの今」。 ホイットニー・バイエニアル 2017 現地レポートアサド・ラザ Root sequence. Mother tongue 2017キュレーターを務めたクリストファー・Y・ルー(写真左)とミア・ロックス(同右)。白人以外のキュレーターが統括するバイエニアルは今回が初めてとなる Photograph by Scott Rudd 2016ラウール・デ・ニエベス (奥壁)beginning & the end neither & the otherwise betwixt & between the end is the beginning & the end 2016 (手前左)Man’s best friend 2016 (手前右)The longer I slip into a crack the shorter my nose becomes 2016アジェイ・クリアン Childermass 2017サマラ・ゴールデン The Meat Grinder’s Iron Clothes 2017精巧に室内を再現したミニチュアを、合わせ鏡を使い無限の空間に仕立て上げるトゥアン・アンドリュー・グエン The Island 2017 Collection of the artist courtesy the artistベトナム難民が多くたどりついたマレーシアの島を舞台にした映像作品。近未来のディストピアにおける物語が展開するなか、ベトナム難民の歴史が語られる。現代の難民問題とつながるジョン・ケスラー (左手前)Exodus 2016 (右奥)Evolution 2016Occupy Museums Debtfair 2017次のサブプライムローン問題と呼び声の高い「学資ローン」の問題を扱っている。返済を抱えるアーティスト30名の作品を展示。彼らの負債を合わせると4億円を超えるジョン・ディボラ Abandoned Painting C 2007アリザ・ナイゼンバウム MOIA’s NYC Women’s Cabinet 2016今年は絵画作品の多さが話題となっているキャリー・モイヤー Swiss Bramble 2016「美術史を参照」する昨今のトレンドをさらに進めた作品。ポップアート、抽象表現主義、フェミニズム・アートなどの複数の表現スタイルが、一画面上に集結して新たな抽象画をつくり上げるシャラ・ヒューズ We Windy 2016モイヤー同様、美術史上の表現スタイルが複数存在する作品。クリムトやカンディンスキーなどの影響が色濃く出ているヘンリー・テイラー THE TIMES THAY AINT A CHANGING, FAST ENOUGH! 2017ウルフソンの作品を鑑賞する人々。17歳未満は視聴禁止となっているダナ・シュッツ Open Casket 2016セレスト・デュピュイ=スペンサーの作品群 2014-2016現在のアメリカの姿が凝縮されたドローイングラリー・ベル Pacific Red II 201717 / 17 記事にもどる 編集部