EXHIBITIONS
草間喆雄 美しき色彩のコンポジション
日本のファイバーアートの第一人者・草間喆雄(くさま・てつお)による展覧会「草間喆雄 美しき色彩のコンポジション」が、岡山県立美術館で開催される。
草間は1946年生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、京都川島織物に就職し、そこで当時欧米を中心に胎動した新しい「織」の造形を知ると、渡米してクランブルックアカデミーオブアート大学院で学んだ。1970年代からは日米を行き来しながら、ローザンヌ・タペストリービエンナーレ展などに出品を重ねるとともに、ホールや病院など公共空間へ作品を設置するなど、積極的にパブリック・アートとしての可能性を追求する。近年では中国・国際ファイバーアートビエンナーレで連続受賞するなど、国際的にも高く評価されている。
岡山県とのかかわりは、1993年岡山県立大学の開学に伴う来住にはじまり、2011年の退官まで指導者として後進の育成に尽力。現在は岡山県赤磐市の工房で創作活動を続けている。
鮮明で美しい色糸を用い、立体的に構築した織作品、細いワイヤにコイリングし束ねあわせた作品、あるいは小さな丸いフェルトを重ねてピン打ちした作品など、草間の作品はいずれもあふれ出る美しい色と色の響き合いが魅力。その50年にわたる創作活動を展観する本展で、繊細かつダイナミックな作品世界を楽しんでほしい。
草間は1946年生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、京都川島織物に就職し、そこで当時欧米を中心に胎動した新しい「織」の造形を知ると、渡米してクランブルックアカデミーオブアート大学院で学んだ。1970年代からは日米を行き来しながら、ローザンヌ・タペストリービエンナーレ展などに出品を重ねるとともに、ホールや病院など公共空間へ作品を設置するなど、積極的にパブリック・アートとしての可能性を追求する。近年では中国・国際ファイバーアートビエンナーレで連続受賞するなど、国際的にも高く評価されている。
岡山県とのかかわりは、1993年岡山県立大学の開学に伴う来住にはじまり、2011年の退官まで指導者として後進の育成に尽力。現在は岡山県赤磐市の工房で創作活動を続けている。
鮮明で美しい色糸を用い、立体的に構築した織作品、細いワイヤにコイリングし束ねあわせた作品、あるいは小さな丸いフェルトを重ねてピン打ちした作品など、草間の作品はいずれもあふれ出る美しい色と色の響き合いが魅力。その50年にわたる創作活動を展観する本展で、繊細かつダイナミックな作品世界を楽しんでほしい。