EXHIBITIONS

ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス

ピエール・オーギュスト・ルノワール レースの帽子の少女 1891

クロード・モネ 睡蓮 1907

フィンセント・ファン・ゴッホ ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋 1888

アンリ・マティス 襟巻の女 1936

ラウル・デュフィ パリ 1937

 Bunkamura ザ・ミュージアムは、「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」を開催。モネやルノワールから、マティス、シャガールまで、フランス絵画の巨匠28名の作品が一堂に集結する。

「甘美なるフランス(ラ・ドゥース・フランス)」とは、美しく、穏やかで、稔り豊かなフランスとその文化を賛美するため、古くから親しまれてきた表現。19世紀後半に出現した印象派の画家たちは、日常生活や余暇の愉しみなど、あるがままのフランスを画題とし、新たな「甘美なるフランス」の世界を描き出した。

 続く20世紀のパブロ・ピカソら外国出身の画家たちの作品にも、画家それぞれの祖国とともにパリのエスプリが感じられ、パリで展開された芸術活動のまれに見る豊かさをいま伝える。

 本展は「女性像」「パリ」「旅」の3つをキーワードに、ポーラ美術館(箱根・仙石原)のコレクションから印象派〜エコール・ド・パリまでの時代にフランスで活躍した、人気画家の絵画74点を厳選して展示。また当時のパリジェンヌたちが愛用したアール・ヌーヴォーとアール・デコの化粧道具12件も紹介する。

 出品作家は、ジャン=バティスト=カミーユ・コロー、クロード・モネ、ピエール・オーギュスト・ルノワール、カミーユ・ピサロ、アルフレッド・シスレー、アルマン・ギヨマン、ポール・セザンヌ、ポール・ゴーガン、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・シニャックほか多数。