EXHIBITIONS
奈良博三昧
-至高の仏教美術コレクション-
奈良国立博物館が特別展「奈良博三昧 -至高の仏教美術コレクション-」を開催する。
1895(明治28)年に日本で2番目の国立博物館として開館して以来、奈良国立博物館は、古都奈良の社寺に伝わった仏教美術の保管や展示公開に努め、「奈良博(ならはく)」の愛称で広く親しまれてきた。先史から近代まで、館蔵品の総数はおよそ2000件。とりわけ仏像、仏画、写経、仏教工芸に優れた作品が多くを占め、「仏教美術の殿堂」と呼ぶにふさわしい内容となっている。
本展は、同館のコレクションのなかから選りすぐった計246件(うち国宝13件、重文100件)の作品によって、日本仏教美術1400年の歴史をたどるもの。日本仏教黎明期の古代寺院の遺宝、密教や浄土教が生み出した仏像・仏画、神とほとけが織りなす神仏習合の造形など、各時代に生み出された名品が揃う。
展覧会名にある「三昧(ざんまい)」とは、ひとつの対象に心を集中することを意味する仏教由来の言葉で、熱心にほとけの姿を見ることをとくに「観仏三昧(かんぶつざんまい)」と呼ぶ。本展を通して、奈良国立博物館の仏教美術コレクションの魅力を堪能したい。
1895(明治28)年に日本で2番目の国立博物館として開館して以来、奈良国立博物館は、古都奈良の社寺に伝わった仏教美術の保管や展示公開に努め、「奈良博(ならはく)」の愛称で広く親しまれてきた。先史から近代まで、館蔵品の総数はおよそ2000件。とりわけ仏像、仏画、写経、仏教工芸に優れた作品が多くを占め、「仏教美術の殿堂」と呼ぶにふさわしい内容となっている。
本展は、同館のコレクションのなかから選りすぐった計246件(うち国宝13件、重文100件)の作品によって、日本仏教美術1400年の歴史をたどるもの。日本仏教黎明期の古代寺院の遺宝、密教や浄土教が生み出した仏像・仏画、神とほとけが織りなす神仏習合の造形など、各時代に生み出された名品が揃う。
展覧会名にある「三昧(ざんまい)」とは、ひとつの対象に心を集中することを意味する仏教由来の言葉で、熱心にほとけの姿を見ることをとくに「観仏三昧(かんぶつざんまい)」と呼ぶ。本展を通して、奈良国立博物館の仏教美術コレクションの魅力を堪能したい。