U30 - Whom do you suspect?

　2019年に創業30周年を迎えたノマル。ギャラリーオープンの初期、複数回に渡って開催した若手発掘プロジェクト「Nomart Projects」に参加し、のちにレギュラーメンバーとして制作や展覧会を共にすることになった作家たち、名和晃平、稲垣元則、田中朝子、豊富春菜、大西伸明は、いま中堅として国内外で活躍し、次の世代を牽引する立場となった。

　ノマルでは31年目に突入した今年、気持ちも新たに、これまで長年に渡り積み重ねてきたものごとを改めて見つめ直すとともに、まだ見ぬ表現の可能性を探るべく、若手作家に限定した初の公募展を企画。30才以下のアーティストを対象とした今回の公募では、関西在住のアーティスト4名、上田佳奈、小谷くるみ、長沢優希、山田千尋が出展作家に選ばれた。

　本展のテーマは「Whom do you suspect？ 」。版画、ペインティング、立体造形と扱うメディアやスタイルの異なる4人が、それぞれの解釈で展開させ、各自の特徴を生かした新たな作品制作にチャレンジする。

※ギャラリーノマルは新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、4月14日〜5月6日まで休廊。最新情報は公式ウェブサイトにて案内。