EXHIBITIONS

MAMスクリーン005:丹羽良徳 映像集

2017.02.04 - 06.11

丹羽良徳 モスクワのアパートメントでウラジーミル・レーニンを捜す 2012

丹羽良徳 日本共産党にカール・マルクスを掲げるように提案する 2013

「MAMスクリーン005」は、丹羽良徳(1982年、愛知県生まれ)の映像作品を紹介する。丹羽は様々な国の公共空間を舞台に、一見すると無意味で不条理な行為や企てを試みることで社会や歴史へ介入し、交渉の過程で生じる他者からの反応や予想外の展開、交渉の失敗などを含め、その出来事の一部始終をビデオに収めた作品を発表している。

 本展では、森美術館の所蔵作品である「共産主義をめぐる四部作」シリーズ:《ルーマニアで社会主義者を胴上げする》《モスクワのアパートメントでウラジーミル・レーニンを捜す》《日本共産党でカール・マルクスの誕生日会をする》《日本共産党にカール・マルクスを掲げるように提案する》を、今回の展示のために新たに編集した特別版として上映する。作品のタイトルに示された作家の試みが生み出す「ナンセンス」なアクションや笑いを通して、世の中の様々な価値観や意味を再考することになる。